気づいたら柱になってた 肆！【鬼滅の刃】

第佰伍拾陸話 ページ29

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伊織side




あの後直ぐに師範を蝶屋敷の一室へと連れていき、布団の上へと寝かせた。




最初は柱の人達も善逸達も皆居たけれど、任務が入ったりで今は俺と炭治郎、冨岡さん、時透さん、胡蝶さんの5人だけが残った。




伊織「…師範は大丈夫なんでしょうか」




眠っている師範の顔色は悪く、以前よりだいぶ細くなっていた身体を見て不安になった。




胡蝶「心配しなくても大丈夫です。少し痩せてしまってはいますが、脈は落ち着いてますので。…疲れが溜まっているのでしょうね。｣




そう言いながら師範の手を握った胡蝶さんからも不安だという味が伝わってくる。




冨岡「(そんな不安気にしなくとも)Aは大丈夫だ。｣




今までずっと静かにしていた冨岡さんも、そう言って日輪刀を持って立ち上がった。





どこ行くんだこの人は？任務も入ってない筈だ。
そう疑問に思ったのは俺だけではなかったみたいだ。




炭治郎「冨岡さん？何処行くんですか？」




冨岡「大切な場所だ。」




ホワホワとした感情の味をばら撒きながら、冨岡さんはパタリと戸を閉めた。




時透「何言ってるんだろう、？」




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大正コソコソ噂話



炭治郎「後から聞いた話なんだが、この時冨岡さんはAの好物である大福をお見舞いにと買いに行ったらしいぞ。｣

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