気づいたら柱になってた 肆！【鬼滅の刃】

第佰伍拾漆話 ページ30

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炭治郎side




Aは余程疲れが溜まっているのか、眠り始めてから2日目に入っていた。




何度も起きないのではないかと不安になったりもしたけど、血鬼術も解けているし体調も安定して来ているから前よりかはさほど心配はしていなかった。




だからAの好物の大福を土産物として買っていこうという話になったのだが、その店の帰りに簪等が売っているお店で「むぅ…」と唸っている煉獄さんと出会ったのだ。




炭治郎「…煉獄さん？」




煉獄「むぅ？……竈門少年！！！久しいな！！俺に何か用事か？｣




煉獄さんは片手には簪を持ち、もう片手には髪留めを握り俺にそう尋ねた。




炭治郎「この後Aの屋敷に行くんですけど、手土産に大福を買って行こうかと思いまして！！もしかして煉獄さんも行かれますか？｣




煉獄「あぁ！目的地が一緒なら共に向かおう！！それに奇遇だな！！！俺もAに手土産なる物を買ってこうと思って、この簪かこの髪留めか迷ってるんだ。｣




煉獄さんが持っているのは、赤いアネモネの花の装飾が施された和風な簪とシンプルな装飾の深紅色と月白色が綺麗に混ざった髪留めだった。




どちらもAに似合いそうで、つけている所を想像して思わずにやけてしまった。




その後直煉獄さんは悩みながらもどちらかを決め、煉獄さんと共に蝶屋敷へ向かった。

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