兄弟は知っている【探偵チームKZ事件ノート】 (ページ21)

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～七鬼一家のお話～ページ21

・ナレーション視点

　七鬼一家には双子がいるようです。
双子の姉の名前は、夢羽。中学2年生。
双子の弟の名前は、忍。中学2年生。
妖怪の血をひく一族の末裔であるふたり。
そんなふたりのとある一日です。

・忍視点

　俺は、七鬼忍だ。
今日は、俺のとある一日を紹介する。

俺が起きて、着替えようとしていたら、ドアのノックが聞こえた。それから声がした。
「忍さん。おはようございます。お食事の準備ができております。夢羽さんがすでにリビングでお待ちです。」
「わかった。すぐにいく。」
リビングにいくといつでも朝食が食べられる状態だった。食事はいつもメイドが作ってくれている。メイドといっても人工知能で作られている、ロボットだけどね。夢羽と一緒に作った。
「おはよう。忍。」
「おはよう。夢羽。遅くなってごめんよ。」
夢羽は俺の双子の姉だ。夢羽はずっと家に閉じこもっている。俺も前は家にこもっていた。だが、仲間のおかげで今は学校にも行っている。今日はその仲間とちょうど集合することになっている。けっこう刺激的で楽しいんだぜ。夢羽にもこんな風に楽しめることを見つけてほしいって思ってる。