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ある日の誠凛高校
その昼休みに僕は図書室に居た。



降「あれ、黒子また借りるの?」



そう聞いてきたのは同じ図書委員の降旗くん

図書室は放課後と昼休みに使用が出来る

僕達はW・Cが近付き部活に集中したいので
毎週毎週昼休みに仕事をさせてもらっていた



黒「あぁ、この前のはもう読み終わったんです」


降「えっ、早ぁ…。俺まだ黒子に勧められたやつ
半分くらいしか読んでないよ…」



そんな会話をしながら僕は貸し出しや返却の
人が居ない間に1冊本を選んだ。



ふと、その本の間に何か白い紙が見え
貸し出しカードか栞かと思いそこを開くと




綺麗な真っ白の封筒があった。




黒「これは…」




それを手に取り名前が書いていないか見ようとした時




降「黒子!貸し出しとか沢山居るから手伝って!」


黒「…!あ、はい」




僕は無意識に自分のポケットに
封筒を入れてしまった事に気付かず

その本を戻してから専用のドアから
貸し出し返却口に戻った


しばらくしてから落ち着いた頃には


封筒の存在は忘れていた。

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作者名:由麻 | 作成日時:2014年1月30日 2時

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