加茂さん家の天与呪縛ちゃん その3

佰 ページ8

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京都校のメンツが帰る前、私はとある2人と別々の時に少しだけ会話を交えた。

1人目は








『真依ちゃん。』


「…」







私を殺そうとしていた1人(京都校全員私を殺そうとしていたけど)である真依ちゃん

実は10年前に1度会ったことあったりする

真希は覚えてくれてたけど、彼女はどうだろうか。









「…殺そうとして、ごめんなさい。」


『全然全然、気にしなくていいよ

術師としての判断だからね。』


「でも、1度とは言え“私達”のことを良くしてくれたのに」


『それさえ覚えてくれてたら私は十分。』


「ｯ!」







すっごく泣きそうな表情の彼女に、私は苦笑しつつ抱き締める。









…当たってるモノがふくよかで柔らかいなどとは思ってない

発育の暴力だとも思っていない

私だってまだ成長期だもん!!!!


…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ、半分冗談です←








『真依ちゃんはさ、呪術師になって後悔してる?』


「…してないって言ったら噓になる。」


『あはは、そんな感じするわ

結構やる気に満ち溢れてんのって真希の方だもんね。








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でもさ、嫌でもやめたくても立ち続けてる真依ちゃん

私カッコいいと思うな。』








真依ちゃんの息を呑む音を聞いてから、再び口を開く。








『それに、私はそれでよかったと思ってる







あのクズ(・・・・)の給仕やってる時の真依ちゃん、本当に辛そうだったから。』


「…」


『堂々と胸張っていいよ

私は呪術師だって




辛くても、仲間が支えてくれるから

何だったら私もサポートするし』








ここまでよく頑張ったね





そう言つつ、真依ちゃんの肩が震え始めたのを見て、私は背中をポンポンとさする。




すると、堰が外れたように真依ちゃんは嗚咽を堪えつつも泣き始めたのだった。









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その後何とか泣き止ませ、連絡先をゲットすることができた私であった。


感動が台無しだって?

私もそうだと思う←

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