玖拾漆 ページ5
エセ関西弁です
本場の皆様、温かい目で見守って下さい
変な箇所があればすみません…
────
〈ほな、またな
また電話できんの楽しみにしとるわ。〉
『一生かけてくんなクソ野郎。』
〈それは無理かて分かっとる癖に。〉
これ以上奴の声を聞きたくなくて、私は電話を強制終了させ、クソデカ溜息をこぼす。
…できれば金輪際関わりたくなかったのに
なんで奴は3種の神器が出そろった私に構いに来るのか…
※私的奴にとっての3種の神器
1.女
2.術式持ってない
3.己に対して舐めた態度をとる人間
『…あぁ〜〜〜〜クソッ!!!』
やり場のないイラつきに、私は真横にある壁を右手で思い切り殴る
それでもイラつきが無くなるわけもなく、ただ右手に痛みが残るだけ。
…こんな状況で皆のとこ、戻れないじゃん
そう思いつつ、壁に背を預けてズルズルとしゃがみ込んで俯く。
試合どーなったかな、東京校買ったかな
うちのチームパワーゴリラが3人(真希、悠仁、パンダ)もいるし、棘くん足速いし…うん、絶対勝ってるわ。
『…最後まで見たかったなぁ。』
・
・
「…どこに行ったかと思えば。」
顔を上げなくたって分かる。
『…何でこっち来たの。』
「そりゃ心配だからに決まってンでしょ
僕
…なんでこう言うクソなタイミングでコイツが来るかな。
『お前がいつグレートになったんだよアホ。』
「昔の素、戻ってんね。」
『んなのどーでもいーだろーが。』
「何があったか当ててあげよっか。」
『…』
「急に黙り込むじゃん、ウケる。」
ケタケタ笑いながら私の隣に腰を下ろす五条。
多分この様子だとバレてるし、いっか。
『…何時から聞いてたの。』
「「どっからケー番」ってところから。」
『最初からじゃんか…
つか人の電話盗み聞きするとか趣味悪すぎ。』
「そりゃ席外すとこ見たらついて行きたくなるでしょ??」
『そんな事すんのお前ぐらいだわ。』
「そんな褒めんなって。」
『誰も褒めてねぇよ。』
五条と話すうちに、さっきまでのイラつきが徐々になくなっていくのが分かる。
…コイツ、分かりやすく意識を逸らしてくるからムカつくんだよ。
…一番に気付いてんじゃねぇ、馬鹿。
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祀央☆ハピラビ・ラビワドマネ(プロフ) - 更新はするんですかね?たのしみにしてますっ! (2022年5月18日 6時) (レス) @page24 id: cbcf5b3031 (このIDを非表示/違反報告)
菜奈(プロフ) - きになります!!続き!! (2022年1月20日 0時) (レス) @page24 id: 51a9e342b5 (このIDを非表示/違反報告)
おろし(プロフ) - 最近見始めました!!面白くて最後まで一気に読んでしまいました更新楽しみに待ってます♡ᵕ̈*⑅ (2021年10月23日 8時) (レス) id: 47520b13da (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 凄く面白いです それに「あの人」(甚爾)がいて高専の講師として再開できたら。この人野絡み増やして欲しいです (2021年6月20日 15時) (レス) id: 020ea1b549 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 夜海さん» リクエストありがとうございます!!!ぜひ書かせて頂きますね! (2021年6月13日 11時) (レス) id: 1e9bbdba10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KK | 作成日時:2021年2月23日 20時