【ONE PIECE】私の事、嫌いですか？死んで欲しいですか？よければ………助けてくれませんか？3 (ページ37)

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その日の夜、

黒いコートを来ていて、

仮面を被り、

たんたんと家の屋根を飛び降りしながら移動している、

一つの影。

暗いとはいえ、月明かりが静かな村を照らしていた。

そんな静かな夜の村で、ある男がそいつを見かけた。

男「誰だっ！！」

？「っ？！」

男か女かもわからない奴が反応する。

そいつは一目散に身を隠して、夜の闇に消えて行った。

村の男は「あいつが来た！」と、「あいつしかこんなことはしない！！」と、

できるだけの特徴を忘れる前に紙にメモして、村に広めた。

その噂はすぐに広まった。

ア「こんな早くにAの情報が来るとは…ねぇ。」

「聞いてくださいよ！アラミスさん！！その仮面の人、一度、見たことがあると言ってる人がいたんですよ！！」

ア「ホウ…祭りかなんかか？」

「いえ、それが、村を攻めて来たAと同じ仮面だったらしいんです！！」

興奮気味に話してくるのをみて、嬉しいのがよくわかった。

いま、話してる奴は、弟の命を奪われていた。

そして、Aの命も狙っている。

まぁ、怖ぇ奴だ。

この主犯が私と聞いたらすぐに殺しに来るだろう。

「これで昨日夜に出た仮面ヤローはAだということですね！！」

ア「まぁ、五分五分だな。まだ、そいつとわかったわけではないだろう？

そいつの顔をみてからだから、見かけたら、捕まえるようにしてくれ、と伝えてくれ、」

「はい！！わかりたした！！」

喜々として走って行くのを見送ってから、フゥとため息を付く。

ア「…まずは成功…次を仕掛けるか…」

アラミスの手にはスイッチが握られていた。