遊園地 ページ23
琉音side
同窓会？が終わった次の日
凜紗と会う約束をした
僕は今駅で待っている
琉音「まだかな〜…」
凜紗「琉音！」
琉音「凜紗！」
凜紗「ごめんね…待った？」
琉音「ううん、大丈夫、じゃあ行こっ」
凜紗「兄さん…」
琉音「もういいよ今日は楽しも」
凜紗「だね、琉音の奢りで」
琉音「はあ！？ちょあのねー！」
凜紗「ダメかしら？」
琉音「っ！分かったって！」
凜紗「やったあ〜！」
琉音「も〜!!」
凜紗「兄さん今楽しい？」
琉音「…分かんないやﾆｺｯ」
凜紗「…そうね」
琉音「凜紗着いたよ！！」
凜紗「並ぼう」
琉音「うんっ！すみません2名です」
「只今、恋人キャンペーン中で、恋人のお2人には半額にさせていただきますね！」
琉音「あ、いや…」
凜紗「うわ〜嬉しいです！」
琉音「そんなキャンペーンやってたんですね」
「はい、こちらチケットになります〜ではお幸せに」
琉音「ありがとうございます」
凜紗「…琉音…」
琉音「うん…」
しばらくの間トイレに閉じこもってた((((
凜紗「なによ！あの定員さん！どう見たら私たちが恋人に見えるのよ！！どうみたって私たち双子じゃない！……私たちは…ふ…ふ…」
琉音…「凜紗…うんそうだね、僕達はたった2人の双子だよ」
凜紗「兄さん…」
琉音「ほら、何乗る？」
凜紗「あの、なんかグルグルして長いやつ」
琉音「あれは…確かジェットコースターっていうんだ、じゃあ行こっか！」
そう、僕達は今日まで生きてきて
”遊園地”に行ったことがないのだ
凜紗「たのしみね！」
琉音「そうだね」
凜紗「カルマもこればよかったのにな…」
琉音「凜紗さ、カルマのこと好きなの？ｸｽｯ」
凜紗「琉音のことも好きだよ？」
琉音「なんの好きなの」
凜紗「さあね」
琉音「フッ笑」
凜紗「これってどんなふうに屁理屈で動いてるのかしら…」
琉音「分かんない」
凜紗「不思議ね〜」
琉音「凜紗はなんか仕事するの？」
凜紗「私は絵師になるの」
琉音「凜紗」
凜紗「あのねあのね！歌い手っていうの知ってる！？」
琉音「ｷﾞｸｯ)う、うん」
凜紗「その、歌投稿？に絵を描くの！私それになりたいんだっ！！歌い手さんのお手伝いをしたいなあって！！私が好きな歌い手さんの絵もいつか、かけたらって！！ね！」
琉音「凜紗が好きな歌い手さん？は誰なの？」
凜紗「もちろん！まるさでしょ！！」
琉音「!?」
いや、待って？凜紗！？それ…それ…
僕だからァァァァァァァ
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作者名：茅野雪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時：2019年6月23日 18時
