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Story 3 ページ4
まだまだ夏の暑い日
こんな日に私たちがまた再開するなんて思ってもみなかった
いつもみたいに電車に揺られながらドアの外を見ていると
「おい」
聞き慣れない低い声
「あ...開成の！」
「ん」
赤い顔をしながら、わたしの大好きな炭酸ジュースをくれた
そんな彼をみたら、なんだかわらけてしまう
「なんだよ。いらないなら俺がもらう」
「いります！」
「ったく、最初から素直に受け取れ。」
「元から素直ですから」
そしたら彼は吹き出しながら
「バーカ」
そう言って電車を下りてしまった
...バカって、そこまで言わなくたって！
わたしは知らなかった
今の自分が真っ赤になっていることを
「別にあの人なんてなんとも..」
運命なんてあるはずがない
ついさっきまでそう思ってた
けどもしかしてって思い始めてる自分がいる
「そんなことない」
顔を伏せて自分に言い聞かせるのが精一杯だったけど
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作者名：ののほ | 作成日時：2019年12月8日 19時
