カフェ ページ30
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「Aさん！今お帰りですか？」
「うん。司も一緒に帰る？」
ご一緒させていただきます、とAの誘いを受けて、駅までの道を2人で歩く。
司は車で送迎してもらう時と電車で通学する時があるのだが、最近はAとのこの時間のために電車通学が多かった。
以前ならAを見かけても車で素通りしていたところを、一緒に帰るようになるなんて誰が予想しただろう。
やればできるじゃないか司、と自分の成長を褒めてやりたいところだ。
「あ、司。新しいカフェだって」
駅前の通りの一角をAが指さす。
司が甘いものに目がないと知ってから、こういう些細なことも話してくれるのが司は嬉しかった。
それにしても、あの看板のスイーツがとても食欲をそそる。
「「美味しそうですね／だよね」」
同じことを口にしてから、顔を見合わせて笑う。
こんな取るに足らないどうでもいいことでAと笑い合える時間が、ずっと続いてほしいと思った。
やっぱり、恋をしてから欲張りだ。
「今度、休みの日に行きませんか？」
「えっ、いいの！？」
Aの目がキラキラと輝く。
笑顔が眩しいのも、目が輝いてるように見えるのも、司の片想いフィルターだろうかと最近疑うようになってきた。
でなければ、あまりにも可愛らしすぎる。
「絶対行こうね、いつにする〜？」
「Aさんの都合に合わせます」
旅行を計画するかのようにはしゃぐAを見ているだけで、司は幸せだった。
初めてのデートで、既に緊張しまくっている内心を悟られないように気をつけながら。
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トド(プロフ) - にんじんさん» そんなに楽しみにして頂いてたとは！！嬉しいお言葉ありがとうございますー！！今後の励みになります！ (10月2日 19時) (
レス) id: a788b41716 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！毎回の更新楽しみにしてて朝に読んでテンション上げて行くのが日課になってました！！ありがとうございました🙏 続編も楽しみにしてます！ (10月2日 18時) (レス) @page47 id: 96c9f21394 (このIDを非表示/違反報告)
傘(プロフ) - ありがとうございます！！本当に嬉しいです😭 (8月23日 22時) (レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - とても面白いので更新楽しみにしてます！ (8月23日 22時) (レス) id: 44f6912c5a (このIDを非表示/違反報告)
傘(プロフ) - ^^さん» そうですね。評価ばかりどっと増えたので、同じ方が入れてるのだと思います。 (8月18日 22時) (レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トド | 作成日時：2023年8月18日 19時
