金髪美女の海賊 5

航海178日目 ページ14

side shima


島「あぁ…」
船「…急にどうしたん？」
島「いや、今改めて考えたら俺、令嬢に負けててんやなと思って」
船「…あぁ。せやね」

…何だこの無意味な会話

船「うらたん大丈夫やろか？」
島「知らねぇ」
船「体調不良やろか？」
島「知らねぇ」

…睨まれた

知らへんもん
突然様子おかしなったし

船「あ、しま子ちゃん達や」

少し歩いていると前にせん子としま子が居り、何かを話している様だ

し「ん？あぁセンラと志麻やん」
『あれ？何かあったん？』
島「え？何で？」

うらさんとせん子の事で少からず動揺してたけど、こんな直ぐにバレるとは

島「何でもないで。大丈夫や」
『そう？ならええんやけど』

そういえば2人はうら子に聞いたやろうか？

船「あ、そうや。2人とも、うら子ちゃんには会った？」
し「うら子？否、会ってへんな」
『何か伝言でも頼んでたん？』
島「少しな」

俺らから伝えても大丈夫やよな

島「うら子からお前らの出生聞いてな。ここには貴族に迫害された奴らもおるから…」
し「あー、私らの出生の話をを迂闊にはせん方がええってことか？」
船「そういう事。ごめんな？不便な思いさせてしまって」
『気にせんでええよー』

うら子よりも気にしていないご様子
良かった

し「自分の出生程どうでもええもの無いし」
『2人にも言うの忘れてた程やからね』

もはやどうでもいい物扱いか…
まぁ、気にしてへんならそれでええけど

船「気にしてへんなら良かったわ」
島「2人がその様子なら心配いらへんな」
し「うら子は怒っとったんちゃうか？後で気にしてへん事伝えとくわ」
船「うん、頼むわ」
『2人とも忠告してくれてありがとうね』
島「おう」

その後話も程々にそれぞれ部屋に戻った

船「いやぁ、2人とも気にしてへんようで良かったねぇ」
島「せやな」

2人からうら子やさか子に言ってくれればその方がええやろうし、2人の心の広さには本当に感謝しんとあかんな

船「そういえば次に行く所ってまだ行ったことないとこやんな？」
島「確かそうやな」

俺らはこの周辺の海をさまよっているから何度か同じ所に行く事があるが、今回は少し遠い所にあるようで行ったことが無かった

船「何も起こらんとええね」
島「まぁ、それが1番ええんやろうけど…」

俺らはこれから問題を起こしに行くようなもんやし無理やろうな









To Be Continued

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