リーダー（第73話） ページ2
ナオ｢そうですよ!!他の方ならともかくサラちゃんを疑うなんて最低です！！｣
ソウ｢………｣
ゴンベエ｢…リーダー、ねぇ…どうせ力を独占してるんだろう？｣
サラ｢どういう意味ですか!?｣
ゴンベエ｢…お前だけが唯一武器を持っているんだ｣
サラ｢…武器、ですか｣
ゴンベエ｢お前はこの館の武器という武器を全て所持し、優位に立っているんだろ？オレは騙されんぞ！｣
サラ｢…なら、これを見てください｣
サラは、私が渡した細長い箱を取り出した。
サラ｢調理室にあった箱です。『ご自由にお使いください』と書いてあるのに中身は空でした｣
ゴンベエ｢…それが？｣
サラ｢包丁が仕舞われた後が残っているんです｣
ゴンベエ｢何…!?包丁だと!?｣
A｢はい。私達で調べていた時にはもうありませんでした。恐らく、誰かが持ち去ったと思います｣
カイ｢調理室にはカギがかかってましたし、サラさんが単独行動していた時間は僅か…手に出来るワケがないですね｣
ゴンベエ｢何みんな落ち着いてんのよ！誰よ…誰が包丁を持っているのよ！！｣
サラ｢それは今関係ありません｣
ゴンベエ｢はぁ！？関係無いわけ…！｣
サラ｢大事なのは、私が武器を独占している訳ではないということです。決して力によって得た信頼ではありません!!｣
ゴンベエ｢うっ…!!何よ！いい気になっちゃって！！
…フン、もういい。オレは喋らない。お前ら信頼し合う仲間同士で疑い合えばいい｣
ゴンベエは口を閉ざした。
｢｢……………………………｣｣
(ゴンベエさんが喋らないなら、こっちで話を出すしかないわ。
…どうやって？どうやったらジョーさんに票を集められるの？)
『身代』を持ってるジョーは、票を集めなければ生きられない。かと言って、ただ単に｢ジョーが怪しい｣と言っても根拠が無ければ信用されない。私には彼を疑う理由が正直なかった。
…最悪、私が疑われて最終的に選ばれる事になるかもしれない。そうなったら、私と同時にジョーも死んでしまう。
(分からない…どうすれば彼を生かせるの…？
時間が無いのよ！！早く喋らないと！！)
Qタロウ｢…オレは覚悟を決めたぜよ｣
A｢……！｣
Qタロウ｢黙って終わるのが最も愚策じゃ。だから言う。
これまでの探索で…足手まといや力不足を感じたヤツ…。
カンナ、ギン、ナオ。お前ら3人を選ぶ｣
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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年6月3日 23時) (
レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
ルーティーヌ(プロフ) - 嬉しいです〜！すごく励みになります！ホントに不定期になりますが、必ずやこの作品を書き上げますので、気長にお楽しみください〜(^-^) (2020年7月11日 11時) (レス) id: 24272f1f3f (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 面白いです！作者様のペースでいいので、更新頑張ってくださいね！ (2020年7月9日 20時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
ルーティーヌ(プロフ) - あ、すみません！たった今外しました！ご指摘ありがとうございます。 (2020年5月30日 15時) (レス) id: 24272f1f3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルーティーヌ | 作成日時：2020年5月30日 12時
