シナセナイ１（キミガシネ二次創作） (ページ27)

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部屋クリア（第26話）ページ27

ナオ｢あっ！レコちゃんいた!!｣ナオがこちらにやってきた。
レコ｢おお、ナオどうかしたのか？｣
ナオ｢実は、カンナちゃんの事で話したい事が…｣
　レコ｢分かった。今から向かうよ。悪い、A。私カンナの所に戻るな｣
A｢はい、わかりました！｣
レコ｢そっちは頼んだ！｣レコはそう言って、ナオと広場へ戻っていった。
　カズキ｢俺達も早く行こうぜ｣
ミシマ｢えぇ、あの5人が心配です！｣
私達は鉄格子が掛かった部屋へと急いだ。

　A｢あっ！鉄格子がないわ!!｣
　その部屋に近づくと、出入り口が既に開いていた。
ミシマ｢皆さん！無事でしたか!?｣
部屋を覗くと、5人とも無傷な状態で中にいて、Qタロウとカイが部屋を出ようとしていた。
A｢すみません…結局、鉄格子を開く方法が思いつきませんでした…｣
私はサラとジョーの元へ寄った。
ジョー｢サラがなんとかしたから、大丈夫だぜ！オレ達のためにありがとうな！｣
　ミシマ｢代わりに、私達である物を見つけたんです。ね、ギンくん｣
その言葉にギンが得意気になって、
ギン｢宝の地図ニャン！｣と、先程の紙を見せた。
　ケイジ｢宝の地図…？｣
カズキ｢何を意味するかは、まだ分かってないんですが…｣
ギン｢A姉ちゃんが地図を出してくれたんだワン！！｣
サラ｢Aが『出した』？どういう意味だ？｣
　A｢初めは無地の紙だったんですが、近くにあったロウソクで炙り出しをしたら、こんな風に地図が浮かび上がって来たんです｣
　ジョーがその紙をじっと見つめた。
　ジョー｢…ワナじゃねーか？この部屋も、ベッドのしかけもその地図も…なんかオレ達、試されてる気がするんだよな…｣
ギン｢なら、いらないニャン…？｣
　ケイジ｢なら、おまわりさんがもらっちゃおうかなー｣ケイジはギンから地図を取った。
ギン｢あっ！それはボクとA姉ちゃんで見つけた物ニャン！返せワン！｣必死で抵抗するギンをよそに、ケイジは出口へ向かった。
ジョー｢ちょ…！1人で行くのかよ！｣
ケイジ｢頭を冷やしたくてねー｣そう言って、ケイジは後を去った。
ジョー｢とりあえず、オレ達もコレ、広場に持ってこうぜ｣
　そう言って、ジョーは人形の腕を2本持った。おそらく、ロシアンルーレットやらをクリアして手に入れたんだろう。私達は広場へ向かった。