プロローグ ページ1
雪の降る、ある地域
黒の教団・元帥であるクロス・マリアンという男が歩いていた。
ク「あ”〜寒みぃな…早いとこ宿探さねーとな…」
横には2体の白と金の色違いのゴーレムを連れている。
歩く度にサクサク音が鳴る。
そして踏みしめる道にまたふわりと雪が積もる。
_クロスは知っていた。今日この道に_______
ク「見つけたぜ。」
口にくわえられていた煙草を踏みつけ、
その道の隅で白く輝く_______
_______白く輝く赤子が捨てられているのも_________
ク「15番目。」
クロスはその赤子を抱き上げる。
その赤子の傍らには銀色の傷1つ付いていない本が落ちている。
2匹のゴーレムが懐かしむかのように赤子にすり寄る。
『イル・キャンピーとティム・キャンピーか…
懐かしいね…
クロス、久しぶり。
…できればもう会いたくはなかったのだけれどね
なぜ、私はまたこの世に生を受けてしまったんだろう。
しかもこんな小さくて儚い命を犠牲にしてまで…』
赤子の口が動いているわけではないのに声が聞こえてくる。
ク「ネアも転生したんだ。
お前の宿主と同じくらいのガキにな。
そして千年伯爵もまたこの世に戻ってきた。」
『…あの二人はまだ一つになろうとしているんだね。
私は、二人にまた呼び戻されたってことか…
クロス…貴方にしか頼れない
この子をあなたが育てて…
いずれ私がこの子と話ができるような歳になるまで。
それまで私はこの子の中からずっと見ている。
いつか私がこの体から目覚めるまで…』
赤子の白い光が消えた。
ク「皮肉だな…
お前みたいな小さい奴がこの世界の道しるべになるなんて、な。」
お前は今日からA・マリアンだ。
いつかお前が消える時まで俺が守ってやる。
_____優しい声が聞こえた。_______
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ゆきな(プロフ) - ア、アレーン!助けてー!夢主がっ!!…これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年10月18日 8時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
雛姫@アレン・ウォーカー - イケメン…!!更新頑張って下さい!! (2016年9月29日 15時) (レス) id: b27e65de08 (このIDを非表示/違反報告)
トロピカルミックス100(プロフ) - 憐擧さん» ありがとうございます!更新頑張りますね… (2016年8月18日 11時) (レス) id: 6bb9482c86 (このIDを非表示/違反報告)
憐擧 - アレン君がイケメソすぎる・・・更新待ってますね! (2016年8月9日 21時) (レス) id: bf8b5df6a4 (このIDを非表示/違反報告)
トロピカルミックス100(プロフ) - ネアレ殿さん» 初めまして!読んでくださってありがとうございます…!15番目というのがかぶってしまってまして申し訳ない…お気を悪くされないと良いのですが…(´・ω・`) (2016年7月31日 1時) (レス) id: 86c7b0e7e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トロピカルミックス100 | 作成日時:2016年7月19日 23時