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第41話 ページ42

『···はぁ』


憂鬱。
俺の今の状態はその一言に尽きる。


何をしていても、今ガチの黒川さんの姿が頭をよぎる。
黒川さんにもママのみたいなカリスマ性があった。



···唯一無二は、ママ(アイ)じゃないの?



『······はぁ』


ダメだなぁ···最近、ずっとこんな感じ。
何にも集中出来ない。
舞台の主演のオファーも来てるらしいし、心を入れ替えないといけないのに···。


「最近、ため息が多いわね」
「疲れでも溜まってる?」


心配そうに母さんが話しかけてきた。


『うん、ちょっとだけ···でも、心配する程じゃないよ』
「そう···でも、キツかったらちゃんと言うのよ?舞台の主演だって断ってもいいんだから」
『うん···ありがとう』


母さんにも心配かけちゃってるなぁ。
しっかりしないと···。


「···そういえば、これからアクアが新生B小町のメンバー志望の子、事務所に連れて来るわよ」
『···もはや、スカウトマンじゃん』
「私もそう思ったわよ···スカウトマンとして雇うべきだったかしら···?」





「人気ユーチューバーにして、インフルエンサー【MEM(メム)】アイドルに興味があったのは意外だったわ」


兄ちゃんが連れてきたのは、今ガチに出演していたMEMちょさんだった。


「何か言わなければいけない事情がありそうね」
「······」
「まぁ察しはつくけれどね」
「年齢、サバ読んでるのでしょう?」
「!分かりますか···」
「ええ、貴方大分骨格からして幼く見えるけど、私の目は誤魔化せないわよ」


実際何歳なのかな?


「ふふっ、別に怯えなくて良いわ」
「個人でやってる子が年齢をいくつか若く言うなんてよくある事よ」
「別に気にしないわ」
「で、本当はいくつなの?」
「あの···その···」


20歳くらい?


「ガッツリ盛ったわね!!」
『!?』


ビックリした···。
母さんが大声出すなんて珍しい···。


「いくつ盛ったの?3歳位?」
「······その倍」
『!?』
「盛ったなお前!って事は24?」
「24······だったよ春頃までは」


???
つまり、25歳······?


「25でJK名乗って番組出てたのか」


···いや、


「『メンタル化け物か?』」

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名無し81795号(プロフ) - 黒子も推しの子も好きなのでめちゃくちゃ面白いです‼️ (1月10日 12時) (レス) id: ee075f74a4 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 好き!!!!続きを待ってます!!!!! (1月7日 13時) (レス) @page44 id: 9c60d68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 遂に、推しの子と黒バスがクロスオーバー°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°楽しみにしています!! (6月26日 21時) (レス) @page2 id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うよ | 作成日時:2023年6月26日 19時

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