第17話 ページ18
「トワ、私達こっちだから···行くね?」
『うん、いってらっしゃい!気をつけてね』
「あぁ、トワも気を付けて行けよ」
『分かった!』
兄ちゃん達は高校1年生、俺は中学2年生になった。
···時間って経つの早いなぁ。
昨年度は芸能活動に命をかけて頑張った。
モデルだけじゃなくて、役者もするようになって、人気も上がる一方だ。
俺にはコピー能力があるから、役になりきるのは朝飯前だし···そもそも、黄瀬涼太だって演じてる訳だから、特に悩むことなく役者をしている。
「あれって黄瀬くんだよね?」
「私達、後輩だから、黄瀬先輩って呼ばないといけないんじゃない?」
「黄瀬先輩やばいな、超イケメンw」
「帝光中、選んでよかったぁ!」
「目の保養だわぁ···」
登校する度に、ざわつかれるからもう気になんないけど、後輩にもざわつかれるんだなぁ。
『おはようっス!紫原くん!』
「うーん、おはよー」
紫原くんは俺の後ろの席の長身でマイペースな男の子。
クラス替えをして同じクラスになった。
気軽に話せるから、結構一緒に居る。
ただ、昼ご飯のときはバスケ部の子達が紫原くんを迎えにくるから、俺は1人になる。
···すぐに女の子達に囲まれるけど。
帝光中のバスケ部は強豪で、部員は100人も居る。
1軍から3軍まであって、紫原くんは1軍のスタメンで凄い子らしい。
···でも、俺のコピー能力なら、そんな凄い子もすぐに真似できちゃうんだろうなぁ。
真似出来ないような凄い子に会いたいなぁ。
『すっげぇ···!!』
いたよ!真似出来ないような凄い子!!
ガングロくんマジやべぇ!!
仕事がないから、早く帰って家でゆっくりしようと校地を歩いてたら、頭にバスケットボールが直撃。
ボールの持ち主のガングロくんには謝られたけど、バスケに興味が湧いたから、バスケ部の体育館を覗いて見たら···直感でコピーできないって感じた。
追いかけたい!あの背中を!!
バスケ部に入りたいな···。
母さんに相談してみよう。
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名無し81795号(プロフ) - 黒子も推しの子も好きなのでめちゃくちゃ面白いです‼️ (1月10日 12時) (レス) id: ee075f74a4 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 好き!!!!続きを待ってます!!!!! (1月7日 13時) (レス) @page44 id: 9c60d68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 遂に、推しの子と黒バスがクロスオーバー°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°楽しみにしています!! (6月26日 21時) (レス) @page2 id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うよ | 作成日時:2023年6月26日 19時