帝光中の人見知り少女

人見知り31 ページ38

牧「げっ！もう時間だ､早く行かねーと天ちゃんに怒られる！」

美「え､天ちゃん先生怒るの?!」

牧「ああ…怖いぞ」

「そ､そうなんだ」



普段はあんなに優しいのに



さつきちゃんと女子会する約束をして､別れてから4時間たった

お喋りをしてしまった分､絵を描くペースをあげた私達は､何とか下書きを大体完成させた


で､今は4:50

集合時間まで10分前



…急がないと



美「わぁ､ちょ､マッキー先輩!!紙飛んでますよ！」

牧「うわああ､やば！」




みくりちゃんの持ってきた紙が沢山飛んでいった

3人で協力して急いでかき集める




「こ､これで全部､だね｡」

牧「サンキューな」

美「いいですよー…って､ああああ!!!!!5時まであと3分！」

牧「い､いそげー！」

「え､え」

美「はい､A先輩行きましょ！」

「…うん！」





楽しい時間になった

本で何度も楽しい合宿の話を見てきた

色んな青春をみてきた

私は一生経験しないと思ってた




でも今してる!!!





「えへへ」

牧「え？どうかしたか？」

「何でも､ない!!」









.









しかし､楽しいときはすぐに終わる





先「ねぇ､今何時だと持ってるの?」

美「5時1分です…」

先「そうよねぇ…何か言いたいことはある？」

牧「まあ､落ち着いてくださいよ…」

先「なに？」

牧「いえ､なにも…」




三人仲良く正座をしている



…先生こわい

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