13話 ページ14
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丸「そっちはどうだ。」
［ぜ、全部死んでます……私たちが来た時には既に…］
丸「…またか。わかった。ご苦労だったな。」
たまたま上層部だけでの会議で任務に出かけている班からの連絡に丸手達は難しい顔をした。
それもそうだ。最近駆除しなければ行けない喰種に人を遣わせても、既に誰かに殺されていた。
最初は喰種の共食い、或いは什造たちがたまたま遭遇して排除されたのか。
後者なら報告が来るはずだ。
前者は考えられないわけじゃない。だが……
丸「おい。Aはまだ帰ってきてないのか。」
佐「はい。1週間前に置き手紙と共に1度も顔を出してません。」
1週間前。今のこの状況の始まりと被る。
宇「Aちゃんがやった…ということでしょうか。」
丸「はぁ、それしか考えられない。殺られた中にはSレート以上の喰種もいた。あいつしか居ないだろ。」
全く、何やってんだが。と、呆れた顔で呟く。
他の皆も少し難しそうな、心配しているような顔をしていた。
瓜「あの、Aさんは家には帰ってないのですか？」
錦「いや、俺と貴未で何回も行ったが留守だった。隣人に聞いても帰ってきてないそうだ。」
一体どこで何をしているのか。
誰も連絡すら取れない状況だった。部下の佐倉でさえ最後にメールが来たのは3日前。
送っても返信はおろか、既読さえ付かなかった。
丸「まあ、何のつもりか知らねぇが、あいつのお陰でこの一週間被害者が減ったのは確かだ。戻ってきたらここに来るよう誰か言ってくれ。」
この話題を最後に会議は終わり、各自解散となった。
鈴「…半兵衛。」
阿「はい。」
鈴「Aの行動は…僕の発言のせいでしょうか？」
阿「……はい。恐らくは。」
そうですか…。と什造はどこか辛そうな目をしていた。
鈴「半兵衛、少しの間留守番を頼みます。」
阿「！！はい、勿論です。…どこへ行くおつもりで？」
少し俯いて、儚い笑みを浮かべた。
鈴「お迎えです。」
頼みますね。と一言言って什造は去っていった。
そんな彼を見て、半兵衛は少し微笑みいってらっしゃいと呟いた。
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めい(プロフ) - Reolさん» 読んでいただきありがとうございますっ！更新が先延ばしになってしまい申し訳ないです…汗。更新再開する時もまたどうか宜しくお願いします！m(*_ _)m (2020年11月9日 18時) (
レス) id: d72df6db91 (このIDを非表示/違反報告)
Reol - めちゃめちゃ素敵な話です...こういう長編って苦手なんですが、面白すぎてスラスラ読めました！応援してます！ (2020年10月23日 16時) (レス) id: 9bd448bba3 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - pookyさん» 読んでいただきありがとうございます！！嬉しいですっ、更新頑張ります！！(｀・ω・´)ゝ (2020年10月6日 16時) (レス) id: d72df6db91 (このIDを非表示/違反報告)
pooky - 今まで、夢主に、冷たい態度を取る、什造を見たことないのでとても楽しく見せてもらっています！！更新頑張ってください！！ (2020年10月5日 22時) (レス) id: 012e567f90 (このIDを非表示/違反報告)
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