うちは、冬獅郎の双子の妹だ!!

44話 ページ48

-回想-過去ですよby.ラル
〜ルキアSIDE〜
隊士1「それではここで今暫くお待ち下さい。すぐに副隊長殿がいらっしゃいますので」
ルキア「…あの…私はただの新入隊員です…どうか普通に接してはもらいなせぬか」
隊士1「あ、はい以後気をつけますゥ!」(バカ言えできるわけねーだろうが‼)
隊士2「何あの子」
隊士3「アレだよ例の朽木家のー」
隊士4「ハッ新しい飼い猫か」
隊士3「卒業試験も入隊試験も免除になったってよ」
隊士4「何だよ大貴族の道楽かよ冗談じゃねぇ俺らがどんだけ苦労してここまで来たのによ」【小声】
やはりここでも同じか…
？「オラオラ!何こんなところで油売ってんだテメーら‼見せモンじゃねーぞ持ち場へ戻れコラ‼」ガラッ
海燕「副隊長の志波海燕だ!よろしくな!」
ルキア「……はぁ、どうも」
海燕「…はぁどうも？何ンだその挨拶は!?」ガシッ
ルキア「ヒィッ」ビクッ
海燕「副隊長が名乗ってんだ!オメーも名乗って“よろしくお願いします!”だろうが!」ずいっ
ルキア「く…朽木ルキアです…」
海燕「ホウ…で？」
ルキア「よ…よろしくお願いします!」
海燕「うしっ!オッケーだルキア!オメーを十三番隊に歓迎する!ウチは隊長が体弱くてな殆ど俺が仕切ってんだ!だから俺のこと時々“海燕隊長”って呼んでもいいぜ!」
ルキア「はぁ…考えておきます」
これが海燕殿との出会いだった…
それはとても凡庸な出会い
凡庸な挨拶
凡庸な怒声
凡庸な部下と上官の関係
しかしその凡庸さは紛れも無く









私の求めていたものだった

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