【うたプリ】男装女子は真斗とレンの初恋相手でした。

STORY.28 ページ30

一ノ瀬と一十木と別れ椅子に座っていた。


そしたら急に



『…あ』



作曲したくなった。



パーティ中だけどいいかな。



俺は急いで紙をだし、そこにアイデアを綴る。


作曲したいときに作曲すると納得いく曲ができる。


しかも俺の場合そのときしないとしばらくの間したい、という気持ちとやる気が出てこない。


前に一度、そうなったことがある。


あの時は大変だったな。


先生にも怒られ、母親にも怒られ…


それからは何をしてようと紙とペンを常時持ち、すぐに出せるようにポッケにしまっていた。


集中しているとなんだか楽しくなってきた。


『ら〜ららら〜、らららら、ら〜ら〜ららら』


無意識のうちに目を閉じ鼻歌まで歌っていた。


まあこれも癖。


作ってる途中機材など使わず自分の音感で作る。


昔から周りに天才、って言われてるけどこんなの普通。


天才って言われ、長女として育てられたからそれなりに自分を偽っていた。


『ら〜らら〜』


今も偽ってる。


いつになったら本当の自分を曝け出せるのかな…


？「〜〜！〜〜やくん！」


俺は、いや…僕は…


？「る〜〜〜ん！」


一体何者？



？「瑠偉家くん！！」



『にゃっ！？』



誰かに揺さぶられ、目を開けると目の前に四ノ宮がいた。



那「大丈夫ですか？」


心配そうに尋ねる四ノ宮。



『なんで？』



那「だって瑠偉家くん





泣いてます」



…え？



びっくりして急いで目元を袖で拭うと濡れていた。



なんで俺、泣いて…？



心配そうに覗き込む四ノ宮。



なんか、やば。



涙に気づきもっと泣きたくなってきた。



顔を手で覆うとふわりと体を抱きしめられる。



那「…泣いていいですよ」



その言葉で静かに俺は四ノ宮の肩を濡らす。




ーーーー



『ありがと、そしてごめん」


落ち着いたので離れるとニッコリと微笑む四ノ宮。


那「謝らないでください、困った時はお互い様ですよ？」



ぽんぽん、と俺の頭を撫でる四ノ宮。



すごい…なんか落ち着く。



四ノ宮には…なんとなく俺と同じ感じがするな。


いや、根本だけ同じな気がする。



本当の自分…



四ノ宮にならはなせるかな？




そう思い口を開く。


ーーーーーー


おはやっぷ、、え？


2000hitこ、こえ…


あ、ありがとうございます…！


ついこの間1000いったばっかなのに…！


しかもこの前1日400越えで…


感謝しきれなぃぃぃ！


本当にありがとうございます！

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