(313)新手の ページ35
レーゼ「何っ?!」
円堂「行くぞ!反撃だ!」
葉月「よっと…………、?」
パンドラ「行かせはしない!」
葉月「おや。お嬢さん、キミみたいな可憐なコにその髪型は頂けないなあ。せっかくイイ髪をしているのに」
にっこりと瞬きをする葉月の目は発光するかのように赤くなり、ゆらりと体を傾がせた。
そう見えたのも束の間、葉月が対照のようにパンドラと背中合わせに立っていた。
パンドラ「なっ……?!」
葉月「シンメトリー。……勝手に使っちゃって、ごめんね」
小さく、パンドラじゃない誰かに向けて謝る葉月は染岡にパスを出す。
レーゼ「止めろ!シュートを打たせるな!」
「「はっ!」」
コラルとカロンが染岡のマークに入った。
が、直前に染岡は吹雪へパスを出す。さっき吹雪が染岡にやったのと同じ方法だ。
染岡「行け!吹雪!」
吹雪「染岡……?おう!」
受け取り、エターナルブリザードで逆転する。
吹雪「ナイスアシスト」
染岡「……!……フッ」
ここで、ホイッスルが鳴った。
雷門のみんなや白恋の生徒が喜ぶ中、対照にジェミニストームは愕然としていた。
レーゼ「こんな馬鹿な。我々が、ただの人間如きに……」
夏未「地球にはこんな言葉があるわ。【三度目の正直】」
チトセ「そして【失敗は成功の元】ってな」
レーゼ「くっ……」
空野「学校を守ってくれたね!」
吹雪「うん。みんなとの約束だからね!」
紺子「ありがとう、吹雪くん!」
葉月「聖羅ちゃん、俺の披露した技、どうだった?」
聖羅「あーうんよかったな」
葉月「棒読み……でも褒め言葉、いただきましたっ」
リク「みんながんばりましたね!」
ベニ『スゲーじゃねぇか!俺様が見込んだ通りってもんよ!』
ジュリ『よかったわ。これで地球は救われるのね』
スケール『ヨカッタネ!オメデトー、雷門中ー!
円堂「監督!オレ達、勝ちました!ありがとうございます!」
瞳子は安堵の表情を浮かべ、「おめでとう」と一言言ったのだった。
レーゼ「お前達は知らないんだ。本当のエイリア学園の恐ろしさを。
我々はセカンドランクに過ぎない。我々の力など、イプシロンに比べれば……」
「無様だな、レーゼ」
足元に黒いもやが湧き出し、グラウンド外の雪の上には赤いユニフォームの11人がそこにいた。
その中心に立つ男の手には、案の定黒いサッカーボール。
ジェミニストームがさらに恐怖一色となる。
レーゼ「デザーム様……」
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雷雨(プロフ) - マミーさん» おはようございます〜。良いですよー (2021年1月23日 7時) (レス) id: b56424d09c (このIDを非表示/違反報告)
マミー(プロフ) - 雷雨さん» 名前変わりました・・・ボートに書いて大丈夫ですか?? (2021年1月23日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 雷雨さん» ありがとうございます……… (2021年1月8日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
雷雨(プロフ) - ハナさん» あ、どうぞどうぞ (2021年1月8日 16時) (レス) id: b56424d09c (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 雷雨さん» ここではなんですので、ボードに書いていいですか……? (2021年1月8日 15時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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