君の心に私はいますか？《黄瀬涼太》

Look at me 41 ページ43

「あ、あの…えっと…俺と付き合ってください！」




あの日の言葉を私はまだ覚えている。





「え？私…ですか？」




いつもと変わらない筈なのに、廊下が長く感じられた。





「他に誰かいるんスか…ここ…」




この先に黄瀬君がいるなんて確証はない。





「いや、いないけど」




でもなんとなくこの先のあの場所にいると思ったんだ。





「っていうか！俺が聞きたいのはそっちじゃないんスけど！！」




黄瀬君との思い出の場所である音楽室。





「うん、いいよ」




ごめんね、黄瀬君。





「返事早っ！？そして素っ気ない！」




私は何も気付けなかった。





「これからよろしくね、黄瀬君」




気付いた時にはもう既に手遅れだった。




どうすればあの頃に戻れるかなんて私には分からないから。




だから…




ｶﾞﾗｯ！




黄瀬「え？Aっち？なんで…」




『黄瀬君、大事な話があるんだ』




今出来る目一杯の笑顔でそう言った。




きっとこれが最後の会話。




***
移行いたします！
話は中途半端なところで切れてますけど…
それはおいといて、「君の心に私はいますか？」を読んでいただきありがとうございました！全然更新しなかったのでさぞつまらなかったと思いますが、ここまでありがとうございました。次の章はそれぞれの過去を書いていきたいと思っていますので、よろしければ見ていただけると嬉しいです。多分、タイトルも変わります！
それでは次の章でお会いしましょう！( ｀・ω・´)ﾉ


ちなみに、名前の表記がない会話は過去の黄瀬さんとAさんの会話です。
分かりにくくてすいませんm(__)m

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