君の心に私はいますか？《黄瀬涼太》

Look at me 35 ページ37

黄瀬side






『おっふたりさーん！こんなところで会うなんて奇遇っスね！ちょっと話があるんスけど』






女1「なっ……」






女2「黄瀬……さん」





俺が微笑むと、この前デートを邪魔してくれた二人の顔は歪んだ。






『まだ……バレてないっスよね？』





そう聞けば、当たり前だと言うように頷く。





確かにバレればただじゃ済まないっスよね、あれは。






女1「そもそもあんたが……！」






『別に言いふらしてもいいんスよ？……ただ』





二人は気付かなかった。





俺の作戦に協力した時点で、もう俺には逆らえないってことに。






『あんたら二人のことなんか誰が信じるんスかね』






女2「……っ」






『……じゃあね、松ノ木さんと瀬野さん』





振り返り際に見た二人の表情は、この前出会ったときとは真逆だった。





まあ他人がどうなろうと、どうでもいいんスけどね。





Aさえいてくれればそれでいい。






『早くAっちに会いたいな〜♪』





そういえば青峰っちって不器用なんスかね。





俺のことを疑ってるのがバレバレなんスけど。





ほら。





今だって隠れたつもりかもしんないっスけど、俺は気付いてるんスよ青峰っち(笑)





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女子生徒二人の苗字は適当です。
更新も遅くてすいません！

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