仲直りしに行くワンコ ページ8
花屋では、傷だらけボロボロになった河合を五関が消毒液と絆創膏で看護していた。
人間の姿でもボロボロ、犬の姿でもボロボロの河合が店内で五関に消毒をされる。
五「ほら、消毒してやるからおとなしくしてろ(笑)」
河「ハッシーに噛まれたところ超痛い…。
てかさ、五関が喧嘩を止めてくれればよかったんだよ!なんかよくわからないけど通りすがりの人に助けてもらったんだからねっ」
五「親切な人もいたもんだね〜」
河「他人事だと思ってるだろっ、傷とか痛いんだからね!?」
五「ってか、河合喧嘩弱いね(笑)」
河「うちの飼い主ほんどひどいわ!もっと心配しろよ、愛犬が身も心もボロボロだっ」
戸「すいませーん」
五「あ、いらっしゃいませー。」
河「いらっしゃいませ!お探しのお花ありましたら、ご案内しますよ?贈り物ですか?」
戸「あ、今日は買いに来たんじゃなくて…ハッシーの連れできました。」
河「あ、よく見たらさっきの通りすがりの人!」
五「喧嘩止めてくれた人?」
河「そうだよ!俺がハッシーに、ボコボコにされてたところを止めてくれた通りすがりの人。」
戸「その傷…もしかして貴方が、さっきの公園で見た子犬!?」
河「あ、人間の姿は、はじめまして。ここの花屋で働いてます、さっきの子犬の河合です。ハッシーの知り合いなら俺のこと知っても驚かないよね(笑)」
戸「驚きはしますけど(笑)」
橋「おじゃまします…郁人に謝りに来ました…」
五「お〜、わざわざ謝りに来てくれたんだね。せっかくだからお茶してく?紅茶くらいならあるよー」
河「そうやってすぐお茶とか言って営業中さぼるんだからっ、明日のブーケ在庫作っとけバカ店長!!」ワンッ
五「飼い主をバカ言うな(笑)」
戸「店長と河合さんが主人とペットなんだね(笑)」
五「この店の店長であり、河合の飼い主の五関です。よろしくお願いしまーす」
橋「郁人、ごめんなさい…俺がワルかったです…」ペコッ
河「ハッシーがAちゃんのこと好きなのは知ってたし…俺こそ、なんかごめんね?」
五「ここで河合がAちゃんを諦めれば丸く収まるのにね〜(笑)」
河「勝手なこと言うなよ!(笑)」
橋「そうだよ郁人。他にもいい人はいるから諦めていいんだよ?」
戸「Aちゃんは、モテモテだなぁ…(笑)」
40人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:萌☆ | 作成日時:2018年11月17日 2時