9. ページ10
それから食堂につき、俺らはあんずが食堂に来ないとは分かっているが一応5人の席を取って、あんずをどうやって休ませたらいいのかと話し合いをしながら食事を取った
周りが気軽にご飯を食べている中俺らは真剣に語り合って、様々な案が出ていき、よしこれにしよう！！と決まった時だった
食堂の入口辺りに見たことある茶髪の女の子がいるような気がした
俺はもしかしてと思い、じっと彼女を見つめたあとポロッと声にだした
衣更「あんず……？」
俺が彼女の名前をいうと、3人はそれぞれ驚きの表情を見せ、真がキョロキョロと忙しそうに辺りを見渡した
真「えっ！？あんずちゃん！？どこどこ！？」
スバル「あっ！本当だ！！あんずがいる！！おーい！！あんずー！！」
俺が見つけた子はやっぱりあんずだったみたいで、真よりも先に見つけたスバルが食堂の入口にいるあんずに大声で呼んで元気よく手を振る
食堂の入口にいたあんずもキョロキョロと誰かを探していたみたいで、スバルがあんずのことを呼んでいるとわかった時少し小走りで、こちらに駆け寄ってきた
俺は思わずのことに、ハハッと笑みをもらした
衣更「5人用の席を取って正解だったな笑」
俺がそう言って笑うと、北斗は微笑み、真もふふっと笑う。スバルはとびっきりの笑顔を見えて
スバル「確かに！笑」
とスバルが同意してまた笑うと、こちらへとやってきていたあんずは俺らの様子をみて不思議そうにしていた
あんず「？みんなどうしてそんなに笑っているの」
キョトンとした様子のあんずが俺らに聞くと、目と目を合わせた俺らは、俺らの思いを代表として北斗が伝えてくれた
北斗「あんずが来てくれたからだ」
と爽やかな笑顔をあんずに向ける、ストレートな黒髪を靡かせている北斗はまるで春を呼ぶような青年のように一瞬思えた
俺らは北斗があんずに向けていったあと、にひっと笑った
そんな笑顔を向けられている当人はなんの事だか分からなくて、困惑しているけど、ふにゃと柔らかな笑みを浮かべ
あんず「あんまりよく分かってないけど、なんか嬉しい笑ありがとう」
とあんずは俺らに友達がするようなお礼をいった
お礼なんてすることもないのにな
むしろお礼をいうのは俺らの方なのに笑
そこの素直さもあんずのいい所なんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sarai | 作成日時：2024年1月1日 3時
