君の想い人は私じゃないんだ〘瀬名泉〙 (ページ33)

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瀬名「あのねぇ！！急に抱きつくなんて危ないでしょうが！！それと！！俺はあんたに抱きつかれても嬉しくないんだけど！？抱きつかれるならゆうくんに抱きつかれたいんですけどぉ！！」

と言い無理やり明星スバルを引き剥がそうとした。

なんというかこの感じ……守沢と似たようなものを感じる……守沢は飛びついて抱きついてくるとかはしないけどさぁ

と思いながら俺が明星スバルを引き剥がそうと奮闘していると俺のゆうくんへの愛の叫びを聞いたゆうくんは、さっきまでの明るいお顔から、またヒエッと言ったような顔を強ばらせ震えていた

その顔も素敵だよ！！ゆうくん！！！！でも、誰？俺のゆうくんにこんな可哀想な顔つきにさせたやつ。ちょっとありえないんだけど？？

と怒りが一瞬出そうになったがその前に明星スバルを引き剥がさなくては話にならないんだよねぇ！？

すると明星スバルは、むぅと自分の頬を膨らませ

スバル「ワカメ先輩さっきまではナイス！！って思ったけど、やっぱりウッキーに隙あらば近づこうとしているよね〜！ウッキーを怖がらせないでよ！！」

と言って俺からサッと離れ、ゆうくんを守るようにまた立った

あーのーねぇぇ！！って怒りがまた溢れだしそうになった瞬間、俺は明星スバルのゆうくんを守っている姿を見て、とある事を思い出した。

こいつらももしかしたら何か聞かれているかもしれない……

俺は怒りが溢れだしそうだった自分を落ち着かせて、冷静さを頑張って取り戻しTrickstarを見つめた

怒りが溢れだしそうだった俺を見ていたTrickstarとあんずは急な俺の態度の変化に不思議がっていた…が、俺にとってこれは聞かなきゃ謎で包まれて終わってしまうことなので、慎重に。だけど何があるか分からないから変なことを言わないように、俺は言葉を選んだ

瀬名「……急な質問で悪いんだけどさ、あんたら天祥院に何かあんずのことで言われた？」

俺の急な発言に、Trickstar…もといあんずは「「「「「えっ！？！？！」」」」」と驚いていた

まあ、それもそうだよねぇ。急に関係の無い質問をされているわけだもの。

でも、これは俺は聞いておかなきゃ安心出来ないことだった

俺の質問に困惑しながらも、アイツらは少し話したあと、氷鷹が代表して

北斗「いや……特には何も言われてないが……一体どうして生徒会長…あんずのこと聞いてきたんですか？」

と今度は不思議そうに聞いてきた