君の想い人は私じゃないんだ〘瀬名泉〙 (ページ18)

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英智「そうだね。元気そうでなによりだ。昼食中に話しかけてごめんね」

別に昼ご飯の時に話しかけてきたことは何も思ってないけど、それよりも目と目があっただけで話しかけてくる方がびっくりなんですけどぉ？

と思いつつ、天祥院も俺に何か用があって会話しに来た訳では無いということは分かっていたので会話を切り上げた方がいいかと判断し返事を返そうとした

俺と天祥院が話しているから、羽風と守沢も空気を読んで珍しく黙って食べていて申し訳ないからね

瀬名「別にどうってことないよ。あんた昼ご飯食べてなさそうなんだし、早く食べた方がいいんじゃない？時間は有限だよぉ」

俺がそういうと天祥院は傍から見たら天使のような笑みを俺に向けて…

英智「心配してくれてありがとう。この後僕も昼食に急いで取ろうと思っているよ。だけど君に言わないといけない事があってそれを言いに来たんだ。」

何か含みのある言い方をしてきたことに俺は嫌な予感がした

こいつは去年大きな革命を起こし、色々な人を巻き込んだ。

それは結末で見ればいい改革になったけれども、

巻き込まれた5奇人…葉月…そして、俺やレオくん、Aはその後のアイドル人生が狂わされた

レオくんなんか、見てもいられないぐらい荒れちゃって、Knightsを守るために自分が犠牲になって…俺との関係も戻れなくなるほどだった

Aだってたまに会う時は普通にはしているけど、あの革命のことを引きずってか、それとも違う何かがあってか、活動休止してから未だに再開しようという意思を見せない

俺にこんな含みのある言い方をするってことはまた何か巻き込なれるわけ…それとも違う思惑？

どちらにせよ、何があろうともレオくんが守ったKnightsは無くさせはしないし、もう二度と仲間が傷ついていくところは見たくは無い

素直には言えないけどさぁ

俺は警戒しつつも天祥院に反応し返した

瀬名「…………いったい何を俺に伝えたいわけ？」

天祥院は俺の反応を楽しみながらかどうかは分からないが見たあと、ある言葉を言ってきた

英智「君のお姫様少し貸してもらうね」

………………………お姫様？？？？

まさかの言葉に俺はピンと来なくて、何言っているんだろうと不思議に思った

姫という言葉を使うからにはKnightsと何か関係あるのかと思ったが、姫という存在は俺らの中には居ない。