【黒子のバスケ】未来へのキセキ Ⅴ (ページ45)

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第245Q 呼び出しページ45

高校バスケットボール三大大会

夏のインターハイ

秋の国体

冬のウインターカップ

少し前までその中の最大のタイトルは夏だった…がスポンサーの獲得やテレビ中継の開始などにより年々、冬の規模も拡大。

今や夏と同等、あるいはそれ以上となった最大最後のタイトル

それがウインターカップである。

「なっにっをっやっとんじゃあのバカはぁぁぁ！！！」

憤怒で荒れるリコ、あのバカとは火神のことを示す。

「もう開会式終わっちゃいましたけど！？」

「何か時差の事忘れたみたいで…もうすぐ着くそうです。」

「…全く。」

呆れる日向の隣であたりを見渡す降旗

「すげぇ…インターハイの会場も凄かったけどここはまた一段とデカい。

…それにどこを見ても本や雑誌で1度は見たことある強豪校。
そんな人たちと戦うのか…。」

「ダァホ！！」

突如、降旗の後頭部に日向の平手打ちが炸裂

「別にオレらだけお客さんとして招待されたわけじゃねーんだ。

堂々としてりゃいーんだよ。」

発言とは裏腹に内心震えてるのは日向も同じで

「(ホントは自分もビビってるくせに……。)」

長い付き合いの伊月には見抜かれていた。

そんな時、鳴り出したのはAと黒子のケータイ

「！」

「……テツヤにも来てた？」

内容に目を丸くした黒子と少し嬉しそうなA

「すみません、ちょっとボクとA外してもいいですか？」

「だ･か･ら…すぐフラフラといくなっつってんでしょーが！！」

ハリセン片手に怒り笑っている。

「すぐ戻るんで許してくださいリコさん…ちょっと呼び出しがかかったので。」

「呼び出し？」

「赤司君に会ってきます。」

黒子の口から出たその名前に怒っていたリコも、その周りにいたメンバー達も動きを止める。

「「((“キセキの世代”の主将…！))」」

「…わかったわ。午後から試合だからそれまでには絶対戻りなさい。」

「わかりました。ありがとうございます。」

連絡手段に自分のケータイだけを握りしめ
黒子とAは指定された場所へ向かった。