紅葉が十四枚 ページ17
時空神エンマside
この妖怪、意外と奥が深いな…。
そんな事を考えてたら、エンマ宮殿に着いた。
「此処だ。」
門の前に仁王立ちして言うと、見上げてほへぇ〜、と言っている声がした。
外に出た事なかったのか？
と疑問に思っていたら、こうボソッと聞こえた。
「実物ってこんなんなんだ〜。いっつもゲームでしか見てないからおっきく見えるなぁ。こんな所に一人で住んでたら、寂しいんだろうな…。」
は？
此奴、今なんて？
ゲームとか、実物とか言ってなかったか？
此奴まさか…。
「お前、もしかして元人間か？それか、人間の感情とか、思考とか？」
それを言ったら、秋女が固まった。
この反応を見て、分からない奴は居ないだろう。
「図星か。」
さらっと告げる。これを言われると腹がたつもんだが、秋女は違った。
オロオロと、戸惑うだけだ。
その中に、悲しみを含めている。
「その人間が、さっき言ってた主か？」
そう問いかけると、少しの間があって返事が返って来た。
「…………そうだよ。でも、捨てられたみたい。だから、こんな世界の意味について、考えてたの。あと、私は主の明るい思考、もう片方は雪炎って言う妖怪なの。その二人で偽りの喧嘩をして、それで仲が悪くなったように見えて、今ならいいかなって思って来たんだって」
そんな事が…。
俺達に出来ることはあんのか…？
せめて、真実だけでも…。
「あのさ、お前、これからどうなるか、知ってるか？」
「知らないよ。」
「そうか…。此処には、エンマ大王が住んでいる。
それでも、良いか？」
そう問いかけると、思いがけない返事が返って来た。
「うん。知ってる。これから、私がどうなるかも。碧とまた合わせて、仲直りさせる気なんでしょ？多分、碧は仲直りを認めないと思う。あの性格だから、ね。」
嘘ついてごめんねと、苦しそうに笑いながら言った。
それと、隠し事をしているとも。
「私ね？化け物なんだ。目の能力っていうんだけど、たくさん持ってるの。だから、化け物。」
そんなんだったら、俺らも化け物じゃねぇか。
何時までもこんな所で話してたら、視線が痛くなって来た。
「屋敷に入ろうぜ。話はその後だ。何時までもこんな所に居たら、中の奴らが暴れだすからな。」
淡々と告げる。
また彼女は驚いた。
「暴れたらどうなるの？」
純粋な目で聞いてくる。
それに困ったような顔をして、こう言った。
「屋敷が壊れるな。」
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秋春 - 死音さん» うわぁあああマジか私ヒビヒヨ、いや、ヒビヤ受け派だ！背の小さい子は受けだ！！うん！！ (2018年4月3日 22時) (
レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 秋春さん» YES、I Do (2018年3月28日 17時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - そなた、ヒビモモ派か (2018年3月21日 15時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 外すの忘れてたんですよ。ガマ土とかキュウオロとか出そうかなとは思ってるんですけどね〜。アドバイスありがとうございました！ (2017年10月15日 14時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - （続き）ますので。長々とコメント失礼しました。 (2017年10月14日 19時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
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