後、少し。【おそ松さん】

私は ページ2

主「…今何て？」



　



謎の頭痛に悩んでいた私はデカパンの所に来ていた



　



デ「だからA、身体が限界ダス」



　



どうやら私は、『病気』らしい。


いやいや
私まだ現役だぞおい



　



主「私は消えるの？」



　



デ「…薬を飲んで安静にしてたら治るダスよ」



　



奥に行ったデカパンの背中を見つめ考える


病気…ねぇ

風邪すらマトモにひかない私には衝撃的すぎた


この事皆に伝えたらどうなるんだろ
変に心配されたら照れるね笑


ぼんやりと考えてると薬を持ったデカパンが戻ってきた



　



デ「１日3錠、食前に飲むダス」



　



主「はーい」



　



デ「絶対に忘れちゃだめダスよ！！」



　



主「はーい、ありがと。んじゃバーイ」



　



デ「ちょっ…！まだ話は…」



　



まだ何か言ってたみたいだけど聞かずに外に出た


なるほどね、そうかそうか。



　



主「後ちょっとで消えちゃうのかぁ」



　



奥に行ってる時勝手に診断書見ちゃった
ごめんよ、デカパン

優しさ無駄にしちゃったね


どうせ消えるなら何か大きな事でもしたいなぁ
うんうん、何かしよう


貯金全額使って皆でハワイにでも行こうかな

それとも我が弟達の彼女、探してあげようかな

我が妹には彼氏がいるみたいだからプレゼントでも送ろっと


…あれ、何でだろう
不思議と消えるのが怖くない


実感がないからかな

何でなんだろう



　



主「後悔のない素晴らしい人生でした」



　



何て、ドラマとかで出てくる死ぬ前の人みたいに気取ってみる。


…あ、けど結婚はしたかったな
最近彼氏と別れたばっかだったし

やっぱ後悔残ったわ爆笑


雲ひとつない青空は私の人生と正反対だ

…そうだね



　



主「そろそろ帰ろうか」



　



私と正反対の皆の元へ

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