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42 2度と ページ44

赤司「…木ノ瀬アキト、か」


A「…いい子だよ。 きっと、仲良くなれると思う」


赤司「そうか」




…会話が続かない。

何を話したらいいのか、わからない―――。


ふいに、征くんが髪を撫でた。


ゆっくりと、1度だけ。




赤司「…よかった、本当に」


A「……………」


赤司「…家に行って、Aがいないことに気づいたんだ。

東條さんに教えてもらって」


A「咲ちゃんに…?」


赤司「…ああ」



…言い終えると同時に、また抱きしめられた。

今度は優しく、包み込むように――。



赤司「…僕には、Aが必要なんだ。

今回のコトで、苦しいほど思い知らされた。

…だから」



しっかりと、顔を見据えた。




赤司「僕は君を2度と放さない。

ずっと…一生、傍にいてほしい」




『ずっと』 『一生』




A「それ、って…」


赤司「一般的に言う、プロポーズだ。

少し早いかもしれないが…僕はそれくらい本気なんだ」




……真剣な、瞳。



でも―――。




A「私…黄瀬くんに……」




思わず、涙が溢れそうだった。


…アキトの家で確認した。

痕はまだ、残っていた。


征くんは、首筋の1つに、そっと触れた。



赤司「…怖かったか?あの時」



切ない声だった。

…私は頷いた。


怖かった…本当に――。



赤司「…なら、よかった」


A「え…?」


赤司「嫌じゃなければ…Aも同意したことと同じだからな」



そう言うと、痕の1つに唇を寄せ、強く吸われた。



A「んっ…!///」



いきなりだったから、びっくりした。

征くんは、そのまま私を見上げた。



赤司「…僕に、こうされるのは?」


A「え…?」


赤司「嫌だったかどうかだけ、答えてくれればいい」



…また、少し悲しそうな目をした。



A「嫌じゃ、ないよ…征くん、だから」



そして、征くんの首に腕を回して、抱き着いた。


…そうすると、征くんも優しく抱き返してくれた。




赤司「…A」




次の瞬間、征くんが突拍子もないことを言った。









赤司「一緒に暮らさないか?」

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やまにゃん - 咲さん、お母さんの妹なら叔母さんにあたると思います (2017年1月1日 2時) (レス) id: e45b618f91 (このIDを非表示/違反報告)
花田める(プロフ) - 赤司くんと黄瀬くん間接キス笑 (2013年12月9日 17時) (レス) id: ca72276934 (このIDを非表示/違反報告)
陽向子(プロフ) - (≧▽≦)アキト君にも素敵な彼女が出来ると嬉しいです(/ω\) (2013年12月8日 12時) (レス) id: 176859212e (このIDを非表示/違反報告)
マユウ - 面白いです!あと、赤司サマってこの話だと何年生ですか?もし1、2年と3年の夏までの話だったら、目の色は両目とも赤だと思いますよ。 (2013年11月17日 14時) (レス) id: 9cd78b9c8c (このIDを非表示/違反報告)
haku - 面白いです♪これからも頑張ってくださいね(><)応援してます! (2013年11月13日 22時) (レス) id: 1dd923021c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami | 作成日時:2013年8月14日 12時

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