【黒バス】 君はもう僕のモノだ 【赤司征十郎】

２８　約束 ページ29

１番、気になっていたことだ。

僕は信用されていないのか…嫌いになったのか…。



Aはグッと口を結び、ゆっくり開いた。



A「ごめん、ね…。

心配、かけたくなくて…ただでさえ、忙しいのに…」


赤司「え…？」


A「っ…嫌われるんじゃないか、って…。

めんどくさいとか、思われたくなくて…」



…Aは、僕のことを考えて、言わなかったのか―――。



……傷つくことを知っている人間は、他人に優しくできる。



Aは、優しい。

だから、僕にはない強さがある。


…その強さにも、惹かれたんだ。



僕はAの上から退き、Aの少し乱れた制服を直した。



赤司「すまない、強引な事をしてしまって」


A「…ううん、私も悪かったよね」


赤司「…A」



Aの頭を引き寄せ、お互いの額を重ねた。

触れた部分から、じんわりとAの体温が伝わる。



赤司「…約束してくれ。

何かあったら、必ず僕に言うんだ…誰よりも先に。

そうすれば、僕は君を守ってみせる…この世のすべてから」


A「…うん。

征くんも、何でも話して、ね…？」


赤司「ああ…約束だ」



そう言うとAが少し照れくさそうに微笑んだ。


その笑顔が愛しくて…今度は触れる程度の、優しいキスをした。

２９　部活に→←２７　独占欲　※

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す