19 始まった ページ20
===翌日===
いつも通り征くんと登校し、玄関で別れた時に、始まっていた。
A「何、コレ……」
上履きは黒く塗りつぶされて、靴箱には数えきれない位の悪口が書かれていた。
…そこに立ち尽くしていると、段々人が集まってきた。
視線に気づいて、急いでその場から離れた。
黄瀬「Aっち…?」
その場にいた黄瀬は様子がおかしいことに気づき、首をかしげていた。
・
・
スリッパを借りて、教室に入った。
椅子に座って、教科書類を引き出しに入れようとした時。
A「痛…っ!」
指先を見ると、スッと鮮やかに切れていて、赤い血が流れていた。
机の中を見ると、刃のとがったカミソリが入っていた。
…背筋が凍るような思いだった。
『いじめ』
1つの単語だけが、頭に思い浮かんだ。
桃井「Aっ、おはよう!」
A「さつき…!」
桃井「え、ちょ…指、どうしたの?!」
傷に気づいたさつきの顔が真っ青になった。
ハッとして、言い訳を考えた。
A「…ちょっとドジっちゃって、プリントで切っちゃった…」
桃井「そう?ならいいけど…。保健室、一緒に行く?」
A「ううん、1人でいいよ。さつきも忙しいでしょ?」
桃井「ホントに大丈夫?」
A「うん。…また後でね」
さつきは自分の席に戻った。
…うまく、誤魔化せたかな。
じわっと涙が溢れそうになった。
いてもたってもいられず、逃げるようにして保健室に向かって走った。
ドン――――ッ!
曲がり角で、誰かにぶつかった。
?「わっ!大丈夫っスか?」
A「あ…黄瀬くん…!」
黄瀬「あ、Aっち。どうしたんスか?そんなに急いで」
A「う、うん…ちょっと……」
黄瀬「え…指、どうしたんスか?!」
黄瀬くんは傷に気づいたらしい。
A「う、うん。プリントで切っちゃって…」
黄瀬「大丈夫っスか?」
A「うん、平気。じゃあね」
一方的に振り切って、保健室に走り出した。
黄瀬「Aっち…何かおかしいっスね」
Aが去った後で、黄瀬はぽつりと呟いた。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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X
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西 - この方角に福があるはずです
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やまにゃん - 咲さん、お母さんの妹なら叔母さんにあたると思います (2017年1月1日 2時) (レス) id: e45b618f91 (このIDを非表示/違反報告)
花田める(プロフ) - 赤司くんと黄瀬くん間接キス笑 (2013年12月9日 17時) (レス) id: ca72276934 (このIDを非表示/違反報告)
陽向子(プロフ) - (≧▽≦)アキト君にも素敵な彼女が出来ると嬉しいです(/ω\) (2013年12月8日 12時) (レス) id: 176859212e (このIDを非表示/違反報告)
マユウ - 面白いです!あと、赤司サマってこの話だと何年生ですか?もし1、2年と3年の夏までの話だったら、目の色は両目とも赤だと思いますよ。 (2013年11月17日 14時) (レス) id: 9cd78b9c8c (このIDを非表示/違反報告)
haku - 面白いです♪これからも頑張ってくださいね(><)応援してます! (2013年11月13日 22時) (レス) id: 1dd923021c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nami | 作成日時:2013年8月14日 12時