<文スト>愛されなくて何が悪い<双黒>

9話 ページ10

「あの...噂って言うのは...？」

「何だ？初耳か？」

「はい...」

知らないに決まっている。私は皆に避けられて居るのだから...

そもそもこの世に友達と言える存在さえも私には無い

「そんな大したことはないんだがよ
”ポートマフィアには感情を持つことを許されない治癒能力を持った者が居る”って」

あ...そうだった...私...感情を持ってはいけないんだった...

何してるんだ...私は...

"本当の私"を出せるのは太宰幹部の前だけ...

抑"本当の私"でさえも皆に縛り殺されるんだろうなぁ...

「...手前ぇの生き方は気にくわねぇ...何だよその生き方！！他人の言うことに従って自分の気持ちは後回しかよ！！！もっと感情を持て！！！笑え！！！泣け！！！そして...
　 "他人を頼れ"！！！！！」

何故だろう...今私怒られているのに...

この怒りに"本当の怒り"が入っていない...

あるのはただ一つ..."愛"だ...

「っ...貴方達は...私を泣かせるのが...得意ですね...！！」

「...さっきのを踏まえて一つ言う...一人で生きようとするな。何かあったら俺を頼れ」

「っ...」

＜何か困った事があったら遠慮せず来てね＞

言葉は違うのに意味は同じ...

貴方達は...本当に...

「気があいすぎです...フフッ...」

流れていたはずの涙はいつの間にか枯れ果てていたー

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最終回じゃないよ！！

まだいっぱいねたある！！

ーちょっとした宣伝ー
私が書いているこの＜愛されなくてなにが悪い＞のほかにも
＜私ただの一般人です！！！＞を毎日更新しております！！！
こちらの作品はシリアスではなく一般人と文豪たちの日常を描いた作品です！！
是非見てくださいね！！

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