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10話 ページ10

最寄りの駅について、折原さんと改札を抜ける。


「俺こっち方面だけど、柊ちゃんは?」
「あ、私向こうの方なんですよ。」


流石にここまで一緒じゃないか、少し…
え?少し何?


自分が何を思っているのかさっぱりわからなくて考えていると、折原さんの心配そうな声が聞こえてきた。


「柊ちゃん?大丈夫?」
「え!あぁ、大丈夫です。それじゃ、今日は色々ありがとうございました。」
「ふふ、気にせんでええよ。じゃあまた明日。」
「はい、さようなら」


折原さんと別れて、1人で夜道を歩く。
何故か頭の中から折原さんの顔と声が離れなくて何となく胸がチクチクするような気がして、私は早足で帰った。
家に帰っても、胸の嫌な感じは取れなかった。


こんな日は、早く寝よう。
急いでシャワーを済ませてベットに潜り込んだ。
私はどこでも寝れる体質で、ベットに入ると1分も経たずに眠りに落ちた。



それから1週間がたった。
折原さんはもうこちらの仕事に慣れて、私達もとても助かっている。


何より仕事が丁寧で早い。
けれど、折原さんを見ると思わず目を逸らしたくなる感じは変わらなかった。
その日は久しぶりにお昼休みの時間がゆっくり取れて、部署のお姉さん方とカフェに行った。


「それじゃ、久しぶりに恋バナでもしますか〜」
「おぉーいいねぇ。」


お姉さん方はとても綺麗で可愛くて、最初の頃は私を何度も助けてくれた。
恋バナというのは本当に久しぶりだ。
誰から話すのかな?と思っていると、2人の目が一斉にこちらを向いた。


「まずは、Aちゃんからいこっか!」


え!私!?


「で?最近好きな人とかいるの?」
「す、好きな人ですか…」


好きな人ねぇ。
そう考えると、何故か頭の中に折原さんが出てきて思わず顔を隠してしまった。
え、なんで私…

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ちょこ - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (2022年6月6日 16時) (レス) @page29 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - もちさん» 返信遅くなっちゃってごめんなさい!リクエストありがとうございます!少々お待ちくださいね! (2019年10月2日 21時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - できたらその後の話が見たいです!お願いしますぅぅぅぅ((泣 (2019年9月28日 9時) (レス) id: cb8f9b9e68 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - 皇 惺羅@スメラギ葉無さん» コメントありがとうございます!頑張りますね (2019年9月10日 21時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
皇 惺羅@スメラギ葉無(プロフ) - こういうお話好きです!頑張ってくださいね (2019年9月9日 20時) (レス) id: d3b39c4d26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハチミツ | 作成日時:2019年9月9日 14時

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