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22話 ページ22

後日、私の家に実家からダンボールが届いた。
中身は私の服やアルバムなど色々入っている。


アルバムを開くと、子供の頃の懐かしい写真が沢山あった。


「わ〜、これいつのだろう。懐かしい」


1ページずつ見ていくとふと身に覚えのない写真があった。
それは、私ともう1人男の人が写っている。
これは、私が中3の時?もう1人の男の人は高校生ぐらいに見える。


「誰だろう。この人。」


うーんと考えても一向に思い出せなくて、ついに諦めてアルバムを閉じる。
今度家に電話してみようかな。お母さんならわかるかな?
休日の午後はなんとも暇で、結局今お母さんに電話する事にした。


「あ、もしもしお母さん?荷物届いたよ。ありがとー」
「いいんよ。なんかあったん?」
「あんね、アルバムに覚えてない男の人が写ってたから誰かなーって思って。」


お母さんにその人の特徴を言うと、お母さんは知っているようであーあー!と言っている。
誰なんだろう。


「その人多分千里くんだね。折原千里くん。」
「は…?」


折原千里くん?それって折原さん?


「確か京都の大学行って、東京に就職したんじゃなかった?あんた、子供の頃からよぉ遊んどって。大学行く時も大人になったら迎えに行くって、千里くん言ってくれたってあんたえらい喜んどって」
「あっ…」


私の頭に一気に子供の頃の記憶が流れてくる。


「Aちゃん、俺らがちゃんと付き合える年齢になったら絶対に迎えにいくから、そん時まで待っとれよ?」
「うん…!待ってるから!千里お兄ちゃん!」


あの日は確か、彼が大学に行くため引越しをする日だった。
千里という彼を私は千里お兄ちゃんと言ってとても慕っていた。


私は子供ながら千里お兄ちゃんのことが好きだった。
中学生になってもその気持ちは変わらなくて、いつの間にか千里お兄ちゃんも私が好きだと言うことにも気がついた。


だけど、千里お兄ちゃんが京都の離れた大学へ行って、私もいつの間にか大学生になって、社会人になって、きっと忘れていったのだろう。


なんで私忘れてたんだろう。
折原さんは、私の推しのセンラさんで、子供の頃好きだった千里お兄ちゃんだったんだ…

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ちょこ - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (2022年6月6日 16時) (レス) @page29 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - もちさん» 返信遅くなっちゃってごめんなさい!リクエストありがとうございます!少々お待ちくださいね! (2019年10月2日 21時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - できたらその後の話が見たいです!お願いしますぅぅぅぅ((泣 (2019年9月28日 9時) (レス) id: cb8f9b9e68 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - 皇 惺羅@スメラギ葉無さん» コメントありがとうございます!頑張りますね (2019年9月10日 21時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
皇 惺羅@スメラギ葉無(プロフ) - こういうお話好きです!頑張ってくださいね (2019年9月9日 20時) (レス) id: d3b39c4d26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハチミツ | 作成日時:2019年9月9日 14時

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