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13話 ページ13

「あ、ちょっと待っててください。」


急いで自室に置いたカバンの中を見る。
ファイルの間を一つ一つ確認していくと、見覚えのないファイルがあった。
あ…あの時だ…


今日、折原さんとぶつかってしまいお互いの資料やファイルが床に落ちてしまった。急いで拾ったため薄いファイルに気が付かなかったのだろう


「折原さん、○○会社の納入数と期間が書いてある紙が入ってるファイルならありました。もしかしてこれですか?」
「ん!それそれ。じゃあその資料以外の打ち込み全部終わったら柊ちゃんの家まで取りに行くね。大体9時ぐらい。それじゃ」
「え?折原さんっ?あっ、切れた…」


え?どういう事?折原さんが取りに来る!?
少し考えて事の重大さに驚く。
私の部屋は汚い訳でもないけど、綺麗なわけでもなく少なくとも人様に見せられるような部屋ではない。


「あ、え!どうしよう。待って落ち着いて。」


折原さんはファイルを取りに来たから、マンションの前で待ってればいいんじゃない?


よし、これなら部屋を見られなくてもいい。


自分が考えた名案に感心しているとコンロの方からお鍋が湧く音がして急いで火を消した。
今日の夜ご飯は、朝炊いたご飯と、焼き魚にお味噌汁。


テレビを見ながら食べ終わりお風呂などを済ませると、あと少しで9時になりそうだった。


折原さんのファイルを持ってマンションの前まで行く。
住所もメールで送った。
もうそろそろ夏になるものの夜は少し肌寒い。
10分ほど待っていると、遠くの方から早足で歩いてくる音が聞こえた。
折原さんだ。

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ちょこ - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (2022年6月6日 16時) (レス) @page29 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - もちさん» 返信遅くなっちゃってごめんなさい!リクエストありがとうございます!少々お待ちくださいね! (2019年10月2日 21時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - できたらその後の話が見たいです!お願いしますぅぅぅぅ((泣 (2019年9月28日 9時) (レス) id: cb8f9b9e68 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - 皇 惺羅@スメラギ葉無さん» コメントありがとうございます!頑張りますね (2019年9月10日 21時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
皇 惺羅@スメラギ葉無(プロフ) - こういうお話好きです!頑張ってくださいね (2019年9月9日 20時) (レス) id: d3b39c4d26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハチミツ | 作成日時:2019年9月9日 14時

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