15話 ページ17
次の日
貴「また太宰さん居なくなった……。もうあんだけ言ったのに、」
太宰さんが脱走したので、国木田さんに探してこいと言われた。
そう遠くへは言ってないと思うんだけどなあ。
「もう、これじゃあ上司じゃなくて私が飼い主みたいだよ。」
愚痴愚痴言ってた時だった。
ふと気配がして振り向くと、見覚えのある帽子を被った男が此方に近づいてくる。
目が合うとニヤリと男は笑った。
その青い瞳は逃がさないとでもいいたげな瞳で私を見詰める。
逃げなきゃと私の頭は警報が鳴っていた。
幸いここは人混み
私は早歩きで足を進めたら、帽子の男も歩く速度を早める。
貴「……っ!」
私は走り出した。
すると帽子の男も走り出す。
男の方が身体能力が高いのか徐々に距離が縮まる。
私は人混みを利用して、なんとか蒔こうとするが、このままじゃ追いつかれる。
貴「ど、どうしよう!だ、誰か!」
その時誰かに抱きとめられた。
太「あれ?Aちゃん?こんなとこで何してるの?」
貴「だ、太宰さん!もう!探したんですよ!」
太「え!私の事を探してくれてたのかい!!なんと健気なAちゃんなんだろう!!是非一緒に心中して「しません!」
「……なんで手前がいるんだよ。太宰。」
「……それはこっちの台詞なんだけど、中也。」
顔をあげた時太宰さんは帽子の男を見るなり心底嫌そうな顔をしていた。
150人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
社長と首領推しを増やし隊 - なるほど。そういうことならアリ(^v^d)返信ありがとうございます (2018年8月10日 17時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 社長と首領推しを増やし隊さん» 多分私は中原君のイメージの方が強いんですよね……。偶に中也君にしてみます (2018年8月9日 22時) (レス) id: 1107c10d6f (このIDを非表示/違反報告)
社長と首領推しを増やし隊 - 僭越ながら首領の中也さんの呼び方は中也君ではないでしょうか。細かい所に煩くてすいません。 (2018年8月9日 22時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:moka | 作成日時:2018年8月7日 13時