花札が60枚 ページ21
イザナside
灰谷が連れてきたのは小さいガキなんでも有名な血ハロで巨体を瞬殺した''閃光のウルフ''だとか、3人が言い合いをしてる時に謎に少しからかってやりたいと思った。
「面白そうじゃん。イザナ兄ちゃんって言ってみなよ」
『だから!あのネタ引きずんなって何度m…』
そう言うと少しギョッとした顔でこっちを見た。姿はまさに絵本で小さな狼が人間になったらこうなるのかって位の綺麗な黄色と橙色が混じった目の色をしてた。
『…え?』
「だから、イザナ兄ちゃん。はい」
『いや、リピートアフターミーして耳に手当てんな。急展開すぎるんだが?』
この子結構生意気。イラッと来るけどちっちゃい狼が吠えてると思うとなんとも思わなくなった。むしろ楽しくなってきた。灰谷が大神に一言言うと大神も渋々言う通りにしてくれた。
『ハァ…イザナ兄ちゃん…これでいいっすか?』
なんか、何かがストンと落ちた。その呼ばれ方が嬉しくて、思わず口が緩む。灰谷は驚いてたけどそんなの知らない…この呼び方いいな。
「うん、今日から俺が兄ちゃんな」
『アッハイ』
鶴蝶も来て話していたが、斑目と望月が大神に突っ込んだ。俺そんな許可下ろしてねぇんだけど…そう思いながら見ると2人を見ながら避ける姿を見て面白いと思った。
『俺らの時すぐ木に引っかかってたんだけどね』
『車とバイクで3台で兄貴と一緒に追ったのに全然追いつけなかったからあれは俺らの運がいいと思う』
「へぇー…なんかあっちどんどん揉めてない?あ、斑目殴られた」
『アイツら…何やってんだよ…』
揉めた結果斑目が勝負すると言って突っ込んだけど相変わらず避ける大神。だけど…雰囲気がさっきと全然違う。アイツ何かスイッチがあるのかと思ってたら即勝負はついた。
『wwwwwwww』
『ダメだ兄貴笑いすぎて死んだ』
『うっ…』
『なっ…』
「わーお」
斑目も最後の力でやり返したけど、斑目が倒れた途端に大神が『俺怪我人!』とキレながらも自分が倒した斑目を担いで運ぼうとする。…なぜ?と思ったが、後々大神はお人好しだと灰谷から教えて貰った。真一郎みたいだな。
「大神は天竺に入れる。いいな?」
『俺らは良いよー今アイツ俺らの家で過ごしてるから』
『俺はまだわからねぇけど入れたら力になるのはわかった』
まぁ、女なのを隠せば実力だってある、気に入った。「きちく」とか言われたけど知るか。
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絶狼(ゼロ)(プロフ) - 43 −ヨミ−さん» ありがとうございます。物語の展開もかなり早く進められたので個人的に満足しております。性格はかなり友愛寄りの小説なので大雑把な子になりましたが喜んで頂けて幸いです。更新頑張りますね!お時間があれば番外編が更新されているのでお暇があれば是非是非。 (2021年10月16日 14時) (レス) id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)
43 −ヨミ−(プロフ) - コメント失礼致します…!( . .)" 物語の展開や主人公の性格等ほんとに好きで、一気に読んでしまいました…!! 滅茶苦茶好きです、更新頑張って下さい(*ˊˋ*) 応援しております…!! (2021年10月16日 6時) (レス) id: 1d67640196 (このIDを非表示/違反報告)
絶狼(ゼロ)(プロフ) - しろつめさん» いえいえリクエストとかあれば番外編で言ってくだされば大歓迎です。お返しのお返事は結構です十分嬉しい言葉を頂けました。こうやってコメントを送って頂いて、読んでくださって嬉しいです。 (2021年10月13日 23時) (レス) id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)
しろつめ - 絶狼(ゼロ)さん» わ〜〜!!!見てきました、やっぱり好きデス……!! こちらこそありがとうございます!!!!応援してます! (2021年10月13日 21時) (レス) id: a47367aeb2 (このIDを非表示/違反報告)
絶狼(ゼロ)(プロフ) - しろつめさん» ありがとうございます。作者のペースで更新頑張ります。良ければこの作品で初めてコメント頂いたのが嬉しくて番外編も作ったので、お暇なお時間あれば是非 (2021年10月12日 21時) (レス) id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絶狼(ゼロ) | 作成日時:2021年10月9日 0時