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28冊目 ページ29

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彼と話し込んでいる内に、卓上で伸びきった蕎麦のことを急に思い出しては狼狽えながらも慌てて屋上を去ろうとする。



だが目的には達していないとなると、再度ここにてコンティニュー。


一旦出口へと足を伸ばしかけたものの、そうだマイキー君も連れて行かなきゃいけないんだったわ



余計な前置きと書かなきゃいけない厄介な導入文は置いておいて、一先ずはご飯が先決

さっさと終わらしてメシ行こ。




『マーイキーくーん下行きましょ、ね』

「…なに普通に接してるんだよ、アホか

怯えたりしないのかよ、それに他にもあるだろ
どうしてこんなことしてるのかとか」




一緒に帰ろうと提案しつつも振り返ると、そこに居たのは虚ろな目をして掌を握りしめたマイキー君

心做しかその手は震えてて、無いハズのタオルさえ見えてきた。



はてどうしたものか、と頬に掌を当て首を傾げてみるも


実際問題気にも留めていなかったもんで、唐突な難しい質問に困り果ててしまう。




別にこっちだって馴染みたくて反社に馴染んでる訳じゃないので、苦し紛れですら何とも言えん微妙な気分。

ただ素質みたいのがあって、馬が合った…それだけ。



自分以外全部どうでもいいって訳でもなく、親類縁者や友人と認識した者については一応大事にはしているつもりではあるものの


それ以外は、と言うか…

自分の視界に10分以上向き合って入ったことのない人の死因なんて、

知ってどうにもならないのは目に見えて明白な筈だ。




僅かながらも視線を外していれば、不審に思われたのか顔を近くで覗き込まれる。




おやめください、その顔だけは!56さんで!


なんて面倒な自棄も起こしつつ、何時の間にか荒れている癖にぷにぷにの饅頭みたいな頬っぺに自然と手が惹かれた。

本当は自ら手を伸ばした、の間違いだけど…察して




「俺をおちょくってんの?」

『イエ、
あの…スゴく触り心地良いっスね???』




むにむにと人差し指と親指で数回揉んだ後、怒られたら怒られたで口が勝手に言葉を発する。



だが、話が進まないとなればマイキー君も流石に




「そんなのどうだっていいだろ…なァ
お前もアイツと同じ能力者なら、」




強硬手段に出るよ、そりゃ



あ、この人…罪の意識から逃れたいんだ

やっと主人公様の足跡が著しくも皮肉に現れてきた、と生温い眼差しで彼を見詰める。




はぁ、某美少女戦士が「月に代わってお仕置きよ」だなんて言いながら登場してくれないかな。

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わいt - いつになったら更新してくれるんですか!楽しみすぎて死ぬって!! (7月27日 22時) (レス) @page35 id: 258f12dfbe (このIDを非表示/違反報告)
乾燥(プロフ) - くっ...好みすぎて...ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ無理しない程度に毎秒更新待ってますぬ... (2023年1月1日 18時) (レス) @page35 id: c00320f8c9 (このIDを非表示/違反報告)
寝ん子(プロフ) - 莉夢#梵天の信者さん» ありがとうございます!あわわ、神がおるww貴方様の作品も本当に大好きです。 (2022年10月19日 8時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
寝ん子(プロフ) - 雪の兎さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります(*^^*) (2022年10月19日 8時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
莉夢#梵天の信者(プロフ) - あぁ、、、好きです、、、(*‘ω‘ *)最高。 (2022年9月24日 16時) (レス) @page19 id: 9e38cf74ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寝ん子 | 作成日時:2022年9月14日 7時

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