偶然?必然かも。 ページ45
「そうやで〜!!!!!!」
今まで標準語で喋っていた赤髪の人はニカッと笑った。
「今日、打ち合わせで名古屋から来てんねんな。」
「そうなんですよ、でも他2名遅れるっていんはるんですよ。全く…」
「まぁまぁ、そういうこともありますよ!とりあえず、席どうぞ。」
私は、席を指し、座ってもらうように催促をした。
…わざわざ名古屋から出てきたということは少なからず疲れたということ。
私は、疲労回復に良い物を作った。
おぼんに載せて持っていこうとした時、腕に痛みが走り、思わず横に置いてあった皿を落としてしまった。
バリーン!!!!!!
と甲高い音が響き、あちゃー…とため息をつく。
「どうしたん!?」
先ほどの赤髪さんたちが来てくれたみたいだ。
「す、すみません!うっかり手を滑らしてしまって!お気になさらずに!!」
急いでほうきとちりとりを使い、割れてしまったお皿を片付け、やむ負えず一つ一つ持っていくことにした。
「先ほどはすみません、これ、私からの差し入れというか…。疲労回復に良い物なんです。勝手に作ってしまったので、要らなかったら…」
そういって出したのはオムレツとフルーツジュース。
「おおおお!オムレツやん!」
「実はこれ、隠れてるんですよ…」
「え?隠れてる?」
京都弁の人がそう聞き返してくると、私は
「そう、隠れてるんです!」
と自慢げに言ってみる。
赤髪の人がオムレツを切ると、中には一口サイズに切った生姜焼きがはいっている。
「生姜焼き!?センラ昨日食べたいと思ってたヤツや…」
京都弁の人が喜んで貰えたみたいで良かった。
「うわー、すごいな!これ、うらたさんに自慢しよ。」
そう言いながら写真を撮っていた。
その時、扉がガチャっと開いた。
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凡人 - 沖蘭さん» おおお、でも勝手にすればって一番困る返答ですよね( ̄▽ ̄;)あらま…。私は、自分のお金で行くんだったらどうぞ。みたいな感じなんですよね。ありがとうございます!行き帰りで本当に大変です…。本当にありがとうございます! (2017年4月22日 9時) (レス) id: f5268815ee (このIDを非表示/違反報告)
沖蘭 - ですよね笑 行きたいを連呼したら勝手にすればって言われました笑 お金の話をしたらまた拒否されました笑 更新ゆっくりで大丈夫ですよ!私も学校遠いでよく分かります…待ってるので頑張って下さい! (2017年4月16日 22時) (レス) id: 63d7861522 (このIDを非表示/違反報告)
凡人 - 沖蘭さん» 大丈夫ですよ!全然気にしないで下さい! (2017年4月13日 18時) (レス) id: d659c0af17 (このIDを非表示/違反報告)
凡人 - 空蘭さん» そうなんですね(´;ω;`)了承得られないって凄い悲しいですよね…。私も語彙力無さすぎて母に話が通じないことが多々あるのでヾ(・ω・`;)ノ (2017年4月13日 18時) (レス) id: d659c0af17 (このIDを非表示/違反報告)
沖蘭 - あ、なぜか名前を間違えました。バカどころの問題じゃないですね笑 すみません! (2017年4月11日 15時) (レス) id: 63d7861522 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凡人 | 作成日時:2017年3月16日 1時