十一歩目 ページ13
Aside
本当にどうしよう…
とんでもないことをしてしまった…
取り敢えず二郎くんが戻ってきたら謝らないと
試験管を手放す瞬間、横から誰かに押された感覚があった
でもそれはきっとわざと押したんじゃないだろうし、私がしっかり持っていなかったからいけなかったんだよね
ふと、さっきの言葉を思い出してしまった
“二郎くんに何かしたらただじゃ置かないから”
本当に私っていつも迷惑ばっかりかけてるよね
というか、これからみんなとどんな顔して会えばいいんだろう
お父さんからはきちんと芯を持っていなさいって言われたけど
この状況だったらそんなことも無理だよ…
実験は中止になって教室での授業になった
授業中も女子達からの痛い視線が突き刺さる
先生はそんなに責めないであげてって言ってくれるけど
寄りによってみんなが好きな二郎くんが怪我してしまったことが許せないんだろう
授業が終わって鶴と調が話しかけてきた
「A…私達は貴女が悪いなんて思ってませんよ」
「そうそう。うちらはちゃんと見てたから、隣のやつがAのことを押してたの」
そんなこと言ったって…
『気遣ってくれてありがとう。でも結局は試験管を手放しちゃった私が悪いから』
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女王(プロフ) - カミサマさん» 応援ありがとうございます。ご期待に添えるようこれからも頑張って更新を続けます！ (2021年6月21日 20時) (
レス) id: c75b1bd3e5 (このIDを非表示/違反報告)
カミサマ(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしています！ (2021年6月21日 20時) (レス) id: 18de018685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クーカー | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mmyu671
作成日時：2021年5月5日 16時
