十二歩目 ページ14
二郎side
塩酸がかかった時、Aちゃんの横にいたやつが不敵に笑っていた
Aちゃんはいつでも周りを見て行動する人だから自分から俺にそんなことしないと思う
怪しいのはたぶんそいつだな
「これでよし。痛みや痺れがあったらまた来てね」
「はい、あざっす」
まあ別に生活に支障をきたすわけじゃねえし大丈夫だろ
教室に戻ると女子たちが一目散に駆け寄ってきた
「二郎くん大丈夫？」
「なんか大変なことあったら言ってね、手伝うから」
「あーサンキュ」
教室を見渡してみると机に突っ伏してるAちゃんと藤野と天城が慰めているのが見えた
俺は気づいたら彼女の席まで来ていた
「Aちゃん、俺は大丈夫だから…その、心配しなくていいよ」
声をかけると彼女は顔を上げた
綺麗な瞳に涙を浮かべ震えた声で
「ごめんなさい…本当に、ごめんなさい…」
と謝ってきた
「俺、別に気にしてないから…ホントに大丈夫だから、ね？」
好きな子に謝らせてるとかかっこ悪りぃな、俺
「A、二郎くんもそう言ってるんだから」
「そうですよ。」
『うん…』
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女王(プロフ) - カミサマさん» 応援ありがとうございます。ご期待に添えるようこれからも頑張って更新を続けます！ (2021年6月21日 20時) (
レス) id: c75b1bd3e5 (このIDを非表示/違反報告)
カミサマ(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしています！ (2021年6月21日 20時) (レス) id: 18de018685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クーカー | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mmyu671
作成日時：2021年5月5日 16時
