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ちっっっっっか。

10cm横に上司の顔がある状況、そう無いだろ。というか無いだろ。心臓バックバクで睡眠どころじゃない。気を抜くと絶叫してしまいそうだ。


乱「…Aさあ」

貴「ヒェッ!?はい!!!」

乱「うわっ。急におっきい声出さないでよ!」

眉を顰める乱歩さん。心臓および様々な臓器たちが口から出るところだった。

貴「す、すみません。なんでしょうか」

乱「……君って、くすぐったがりじゃない」

貴「……??そう…ですかね…?」

乱「自分で気付いてないの?」

貴「はあ……というか、そんなことない気がしますけど…」

乱歩さんの方を見るとむっとした顔をしている。否定はまずかったか。確かに乱歩さんの言うことに間違いがあるようには思えない。

乱「じゃあ、君にも分かるように説明してあげるよ」



え?
声を出すか出さないかというタイミングで、乱歩さんが私に馬乗りになった。体重は掛かってないので重くはない。が、そういう話ではない気がする。

乱「たとえば、ここ」

乱歩さんの手が私の耳元に伸びて、耳の縁をすっとなぞった。
私の方がびくんと跳ねて、喉から意識していない声が漏れる。

貴「っらんぽさ、やめっ」

乱歩さんは聞こえていないみたいに耳を触る。上に乗られているので逃げられない。う、これ、相当まずいのでは。ぞわぞわする。声が我慢できない。

貴「〜ッ…!ぁ、らんぽさ、んっ…!」


まずい。まずいまずいまずい。これ以上はだめだ。どうにかして止めさせなければ。私がなんとか言葉を紡ごうと口を開けた瞬間、上から「ぷっ」と笑い声が聞こえた。

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飛花落葉(プロフ) - 最俺好きさん» ご感想ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!更新いたしました! (2021年8月26日 1時) (レス) id: 816599e0d1 (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - Ylixeさん» 更新いたしました!よろしくお願いしますー! (2021年8月26日 1時) (レス) id: 816599e0d1 (このIDを非表示/違反報告)
最俺好き - 最高 、乱歩さん可愛すぎ、早くみたい (2021年8月24日 8時) (レス) id: fd9315de1d (このIDを非表示/違反報告)
Ylixe(プロフ) - 更新待ってます! (2021年8月23日 22時) (レス) id: e810b4e196 (このIDを非表示/違反報告)
サモエド人間 - 最高です。頑張ってください! (2020年3月24日 12時) (レス) id: 12dddfcf8e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飛花落葉 | 作成日時:2020年2月8日 13時

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