恋5 ページ6
今日はTRIGGERさんたちとの収録…。
人気のTRIGGERとなんてちょっと緊張。
コンコンコン
3回ノックの音。
「はい」
開けて入ってたのはそう、TRIGGER。
八乙女楽、九条天、十龍之介。
オーラがすごいのなんのって…。
「今日はよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
敬語つけるのは私だけで十分なのに…。
代表のように八乙女さんが言う。
「子役からなのに今や歌手とかありとあらゆるジャンルですごいですよね」
「そんな…大袈裟ですよ」
十さんからの言葉に少しはにかんで返す。
「完璧と言ってもいいくらいです」
九条さんの言葉に私は返した。
「存在しませんよ、完璧なんて」
「…え?」
私は完璧というものはないと思っている。
「完璧なんてものがあればそれより上がないですから」
完璧なんてものがあればそこに着いてしまえばおしまいだ。
「完璧なんてつまらないです、それに完璧な人間なんていないですから」
そんな話をしてTRIGGERさんは楽屋から出ていく。
「すごいね、木南さん」
「俺らよりよっぽど大人に見えたぞ」
「僕も完璧について考えさせられる」
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作者名:歌菜子 | 作成日時:2020年4月27日 16時