恋17 和泉一織side ページ19
最近寮の話がある人の話題によく出る。
それは…。
『今ならこれ、貰えるよ』
「お!木南さんじゃん!」
「流石大人気芸能人だな」
そう、今CMに出てた木南Aさん。
「海ではしゃぐ炭酸飲料のCMもいいよな」
「俺、それ買ったけどうまかった」
それに最近は兄さん、二階堂さんだけではなく四葉さんも。
「どんな役も出来るし憧れちゃうよね」
逢坂さんもだ。
話に参加してないのは私と七瀬さんと六弥さんだけだった。
そう…そのはずだった…。
「Aさんは、とても美しく素晴らしい女性です」
いつの間にやら今参加してないのは私と七瀬さんだけになっていた。
「みんな木南Aさんの話になると盛り上がるよね」
「話してみたら絶対すk「環くん!!!」むぐっ!」
「え?なに?」
「なんでもないよ!!」
大体言おうとしたことは想像出来ますが…。
「俺も一緒に仕事してみたいなぁ」
「私も皆さんが言うので興味がないこともありません」
「ははっ、近いうち仕事が同じだといいな」
二階堂さんがビールを飲みながらそう話す。
「俺も飲むかー」
兄さんが立ち上がり冷蔵庫からビールを取り出す。
「ミツー、なんかつまみあるか?」
「ええとー」
「私はそろそろ部屋に戻りますね」
そう言い残して部屋に戻る。
だが私の頭は木南Aさんの名前がある。
あれだけ皆さんが話していると気になるものでしょう。
「複数名、ただの好きとしての目で見てない気がしますね」
どのような人か気になりますね…。
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作者名:歌菜子 | 作成日時:2020年4月27日 16時