298**進路** ページ10
３日からの練習はいつも通りハードに終わり、あっという間に新学期。
センター試験を控えた先輩たちを横目に私たちも1枚の紙に将来を綴っていた。
輝「はぁ……私たちもついにこれかぁ。ねぇ桜、泉、これなんて書いた？」
桜「私はとりあえず、花咲大学の経済学部って書いたよ。公務員なりたいから。」
輝「もうそこまで考えたの！？アタシなんて神奈川にするか東京にするかで迷ってるのに...。」
桜「えー！輝ちゃん東京に帰っちゃうの！？」
輝「おとーさんたちは私の好きな方にしなさいって言ってくれてるけど…じゅんぺーが……」
桜「あー;;」
輝「ねぇねぇ泉は！？泉も決まってないよね！？ね！！」
何やら必死に迫ってくる輝。
というか、なんで私が決まってないって決めつけてるのよ！
泉「残念ながら決めました！」
輝「嘘でしょー！！泉は仲間だと思ってたのに！！裏切り者ぉ！！！ちょっと見せなさい！」
半ば無理やり私の進路希望調査票をとっていく輝。
もー！プライバシーの損害だよ;;
桜「神奈川医療専門学校、理学療法学科……？？」
輝「なーんだ。泉あんなに嫌がってたのに、結局家継ぐんじゃん。」
ケラケラ笑う輝に私はため息が出てしまった。
泉「あのねぇ輝、理学療法士じゃ、接骨院は経営できないから。」
輝「え？そうなの！？！？」
泉「経営できるのは柔道整復師の免許持ってる人なの。」
バッと紙を取り戻す。
この話は勿論お父さんには報告済みだ。
どんな形であれ私がこういう方面に興味を持ってくれたことがうれしいと話してくれた。
輝「えーー！！じゃあ浦城接骨院はおじさんの代で終わっちゃうの！？」
泉「それはわかんない。朝人が継ぐかもしんないし、もしかしたら卒業した後、私が柔道整復師の勉強し始めるかもしれないし…。」
輝「そっか……。」
桜「…どうしたの輝ちゃん？」
輝「いや、アタシん家も床屋でさ…アタシはてっきり、じゅんぺーかよーへーが継ぐんだろうなぁ…って思ってたんだけどさ、
なんかじゅんぺーはバスケばっかだし、よーへーも全然違う道を進もうとしてて……。
私が継がなきゃあの場所は無くなっちゃうんじゃないかなって思ってさ……。
そしたら寂しいな…とか思っちゃって。」
「だから似たような境遇の泉ん家のこと自分家と重ねちゃったんだ、ごめんね。」と輝は謝ってくれた。
でも私もあの場所がなくなるのは、悲しいと思った。
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【青空】(プロフ) - ななさん» 何度もコメントありがとうございます(´ﾉω；`)すいませんネタがなくてぇ...(-∀-`; )思い付き次第更新していきますので!!! (2015年12月6日 12時) (
レス) id: 203048ca07 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 早川君の小説があまりにも少ないのでずっと待ってます!!! (2015年12月6日 9時) (レス) id: f017821080 (このIDを非表示/違反報告)
【青空】(プロフ) - ダンバルんばさん» ありがとうございます(´ﾉω；`)更新できなくて申し訳ないです！投げ出す気はございませんので、お付き合いいただけたら嬉しいです(´-ω-`) (2015年11月30日 8時) (レス) id: 203048ca07 (このIDを非表示/違反報告)
ダンバルんば - 青空さんの小説読んでます！早川君の小説は両手で数える程度しかないので是非とも更新を続けて欲しいです！お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください(･0･)ゞ (2015年11月30日 3時) (レス) id: e15de8898f (このIDを非表示/違反報告)
【青空】(プロフ) - ななさん» わざわざありがとうございます(´ﾉω；`)最近更新できてなくてごめんなさい(´｡･д人)ﾞ (2015年11月24日 21時) (レス) id: 203048ca07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青空 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sorairo7491/
作成日時：2015年7月12日 14時
