早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】Part9。

309**ヒーローの残骸** ページ21

早川「ただいまー。って、泉それ何？」


すっきりした顔で帰ってきた早川に尋ねられた。

私の手元にはビーチボールの残骸がある。だってあのまま置いとくわけにはいかないんだもん。


泉「ヒーローの残骸？」

早川「はい？」


残骸をゴミ箱に捨てて「泉と話が噛み合わない…」と頭をかしげる早川と向き直る。

泉「さて、んじゃこの後どうする？食べたからスライダー系は無しの方向性で！」

早川「んじゃ、泳ぐか！！」


コイツ正気だろうか。あんなに食べたのに泳ぐって…あ、出すもん出したからか。


泉「んじゃあ、流れるプールでも行こうか。私浮輪借りて浮いてるわ。」

早川「泉って泳げなかったけ？」

泉「泳げるわよ！！失礼ね！！！」


残念ながらあんたと違って正常な体なんです！！

食べてすぐ泳いだら吐くんです！！




＋・＋・＋・＋



「何とか合流したか。全く油断も隙間もない。」

「ぜーはーぜー……;;」

「どうした媛路、汗なのか水なのかわからないくらいにびしょぬれだな。」

「誰のせいだと思って！！！土下座して許しを請うてきたよ！！！」

「なんだ。お前背無駄にデカいんだから、メンチでも切っとけば勝てただろうに。」

「無理に決まってるだろ！！;;」

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