早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】Part7。

231**申し訳ない** ページ24

小堀先輩が帰ってきて、芳井先輩と森山先輩が小堀先輩に詰め寄る。


森山「彼女と付き合うのか小堀!!嘘だよな?!な!?」

芳井「小堀も隅に置いとけないな、このこの♪」

小堀「やめてよ２人とも。付き合うわけないだろう;;告白はされたけど...//」


冷やかす２人をなだめながら、小堀先輩は爆弾を投下した。


早川「すっげー!!!こぼ(り)先輩おめでとうございますっ!!!お(れ)感動です!!!」

中村「いやいや、先輩の話聞いてたか？付き合ってないからな？」


なぜか激励を飛ばす早川。それに冷静につっこむ中村は正しいと思う。


森山「なんでだ!?まさかもっと美人な子がいいとか...お前なんて贅沢な!!!!」



小堀「なわけないだろう!!;;むしろ俺には勿体ないよ。

彼女あの時に俺に一目ぼれしてくれたらしいけど、あの時俺はとりあえず目に入った彼女に声をかけたんだ。

それなのに付き合うとか失礼だろう？申し訳ないよ。」


さすが小堀先輩...礼儀がなってる。

森山先輩、小堀先輩を見習ってくれないかなぁ...


芳井「………で、本当にそれだけか、小堀。」

小堀「芳井......」


いつもとは違い真剣な顔つきで聞く芳井先輩。

すると小堀先輩スッとガラケーを取り出した。



小堀「………実は、『友達からでいいから』って…断れなくて……メアド……交換した///」



ちょおおおおおお、小堀先輩!?

小堀先輩は、小堀先輩だけはまともだと思ってたのに!!!



芳井「だよなwwwwwwwwwwwwwいやぁ小堀も男だもんなwwww」

小堀「違うからっ!!俺そんな下心無いからっ///」

森山「うわぁあああああ小堀までついに俺の敵にぃいいいい!!!!」



何やら店の奥が騒がしくなっていく。

笠松先輩、早く戻ってきてください。いや、でも陽和先輩とのデートが…;;;



黄瀬「しっかし、城ノ内(ｼﾞｮｳﾉｳﾁ)さんがあの時の女の子だなんて...全然気が付かなかったっス;;」

泉「じょーのうちサン？」

黄瀬「俺彼女と同じクラスなんスよ。話したことないけど。

いっつも隅っこで本読んでて...なんでも財閥のオジョーサマらしいっスよ？」



財閥って漫画の世界だけかと思ってた;;

すると私の横で早川が「へー、そういう名前なんだ。」と感心してる。


泉「なんであんたが名前気にするの？」


私は正直これを問うたことに後悔することになる。





「あぁ、お(れ)もあの子に声かけたか(ら)、なんとなくな!!」





いつもの笑顔で話す早川に、私は胸が焦がれる思いをするのだった。

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