ようこそホスト部へ

＊episode＊46 ページ46

『｢いい加減にしろ!!｣』


Aは光にゲンコツをし、
ハルヒは馨にした


それに地面にへたり込む2人

それに驚く部員達




『そんな幼稚な喧嘩に
こんな人形なんて持ち込むんじゃねぇよ

この喧嘩は2人とも悪いし、
周りに迷惑かけんのもどうかしてる…』

ハルヒ｢ちゃんと仲直りしな…｣


『｢今すぐ仲直りしないと
一生家になんか遊びに来させない!!/からな!｣』




それにニヤリと笑う常陸院ブラザーズ

常陸院｢ふーん…｣



『｢ん…？｣』


常陸院｢じゃあ仲直りしたら、
2人の家に遊びに行っていいんだね？｣

と怪しげに2人の周りを回る常陸院ブラザーズ
後に来るとAとハルヒの後ろで笑っていた



それをみて、Aが人形の裏を見ると、
“ハズレ”と書かれていた


『は？』｢え？｣



『｢はぁああああ!?｣』



常陸院ブラザーズが
今まで嘘をついていたという事に気づき、
声を荒らげて驚いている部員達に
常陸院ブラザーズは楽しそうに笑っていた



光｢ごめんよ…馨
シナリオ通りとはいえ、
お前にあんなに酷いことを言うなんて…

お兄ちゃん失格だな…｣

足を絡ませ馨の顔を包む光



馨｢そんな…僕こそ
光を怪我させたらどうしようって…
すごく心配したんだから…｣

と光を心配そうに見つめる馨



光｢もう離さないっ…｣

馨｢光!!｣




ハニー｢なんだー嘘の喧嘩だったの〜!!｣

2人の元で左右に走る光邦



そして、くずれ落ちている環とハルヒに
人形に常陸院ブラザーズの名前を
書こうとするA


常陸院｢それだけは勘弁！！！｣
とAに縋り付く常陸院ブラザーズ




.




第3音楽室
ホスト部営業中…


中からは嬉しそうに騒ぐ
女子生徒たちの声が…


常陸院｢はーい!!
どっちが光くんでしょうかゲーム!!｣



女1｢えっと…ピンクの髪が光くん…｣

常陸院｢大当たりぃ!!｣


女2｢仲直りしても髪の色はそのままなのね
でもわかりやすくて嬉しい…｣


ハルヒ｢えーっと…｣

珍しく迷うハルヒ



『違うな…』

その声に少し悲しそうな顔をした
常陸院兄弟




『今日はピンクが馨で
ブルーが光…だよ

色、交換したんだな』

Aはそう言うと、
違う方にハルヒと行ってしまった




常陸院兄弟は少しだけ手を繋ぎ、
光はAが行った方を見つめた…





馨は光を見つめ…



馨 気づいているかい…光…
これまで世界は
僕らと僕ら以外の2つしかなかったけど…

初めて本当の侵入者が現れたんだ
それは…Aだったんだよ…

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